FRONTEOは2025年4月24日、株式会社アルネッツの株式を100%取得し完全子会社化すること、およびこれに伴う資金の借入を行うことを決議したと公表しました。株式譲渡実行日は2025年4月30日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社FRONTEO(2158・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主 |
| 譲渡対象 | 株式会社アルネッツ |
| 所在地 | 神奈川県横浜市中区 |
| 手法 | 株式取得(完全子会社化)および資金の借入。借入は本株式取得の決済に要する資金などの調達を目的とする |
| 対価 | 取得価額は対象会社の普通株式が1,555百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が20百万円、合計(概算額)1,575百万円 |
| 日程 | 2025年4月24日 取締役会決議日/2025年4月24日 契約締結日/2025年4月30日(予定) 株式譲渡実行日/2025年4月28日 新規借入実行日 |
取得株式数は61,600株(議決権の数:61,600個)で、取得前の所有株式数は0株です。取得価額は対象会社の普通株式が1,555百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が20百万円、合計(概算額)が1,575百万円です(出典:株式会社FRONTEO 2025年4月24日公表資料)
借入は本株式取得の決済に要する資金などの調達を目的とするもので、借入先は株式会社三菱UFJ銀行、借入総額は10億円、新規借入実行日は2025年4月28日、借入期間は3ヶ月間です。開示資料は、借入実行日から当面の間はブリッジローンに基づく短期融資とし、その後長期融資(借入期間未定)に借り換える予定であることを記載しています(出典:株式会社FRONTEO 2025年4月24日公表資料)
対象会社は所在地が神奈川県横浜市中区本町1-3 綜通横浜ビル10F、資本金が31,650千円、設立が1998年3月5日です。経営成績は、売上高が1,296百万円、1,889百万円、2,148百万円、営業利益が22百万円、16百万円、75百万円、純資産が298百万円、307百万円、371百万円と3期分が記載されています。1株当たり純資産は4,837.67円、4,988.60円、6,034.19円です(出典:株式会社FRONTEO 2025年4月24日公表資料)
開示資料は、買い手が2029年3月期の中期経営計画においてAIソリューション事業を主力事業と位置づけ、ライフサイエンスAI分野、経済安全保障分野における成長を目指していることを記載しています。
開示資料は、ビジネスインテリジェンス分野において金融機関向けを中心とするコンプライアンス監査ソリューションを展開しており、三メガバンク向けには100%、五大証券会社向けには80%の導入が進んでいることを記載しています(出典:株式会社FRONTEO 2025年4月24日公表資料)
出典: 株式会社FRONTEO「株式会社アルネッツの株式取得(完全子会社化) および資金借入に関するお知らせ」(2025年04月24日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
十五億五千万円の買収のうち、十億円を銀行から借りています。
最初は三か月のつなぎ融資で、後から長期へ借り換える形です。
手元資金が足りなくても、借入で買うことができます。
売り手には現金で入るので、借入かどうかは関係ありません。
ただし借入の条件が整うまで、実行日が動くことがあります。
売り手として見るなら、相手の資金の出どころは確かめる点です。
対象会社は売上が三期で一・七倍に伸びています。
純資産三億七千万円に対し、値段は約四・二倍です。
伸びている局面では、純資産を大きく上回る値段が付きます。