外食事業を展開するコロワイドは2025年5月13日、子会社を通じて、オーストラリアおよびアラブ首長国連邦でステーキレストラン事業を営むSeagrass Holdco Pty Ltd.の全株式を取得することを取締役会で決議したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社コロワイド(子会社を通じて取得)(7616・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | Seagrass Holdco Pty Ltd.(ステーキレストラン事業(オーストラリア17店舗、アラブ首長国連邦2店舗)) |
| 所在地 | オーストラリア・アラブ首長国連邦 |
| 手法 | 株式譲渡(子会社を通じて全株式を取得し完全子会社化) |
| 対価 | 非開示(開示資料に記載なし) |
| 日程 | 取締役会決議 2025年5月13日 |
開示資料によれば、対象会社はプレミアムステーキハウスをオーストラリアにおいて17店舗、アラブ首長国連邦において2店舗展開しています。コロワイドグループの海外外食事業は北米、東アジア、東南アジアで約400店舗を運営しており、前年度からはアラブ首長国連邦でも現地企業との合弁により事業展開を開始しています(出典:株式会社コロワイド 2025年5月13日公表資料)。
コロワイドは、2030年3月期に連結売上収益5,000億円の達成を目標とする中期経営計画のもと、海外外食事業の強化と給食事業の成長に取り組んでいると説明しています(出典:株式会社コロワイド 2025年5月13日公表資料)。
中小企業の経営者は、どう読むか
日本の会社が海外の会社を買う例です。中小企業の承継とは規模が違いますが、店舗を持つ事業が会社ごと移るという構造は同じです。
買い手はすでに複数の地域で店舗を運営しており、そこに新しい地域と業態を加える形です。買い手が何を持っていて何を持っていないかが、相手選びの基準になっています。
店舗の事業では、賃貸借契約と立地が価値の中心になることがあります。会社ごと引き継げば契約はそのまま残りますが、事業譲渡では契約の移転に相手方の承諾が要ります。方法の選択が実務の重さを左右します。