Arentは2025年5月14日、株式会社スタッグの株式取得及び簡易株式交換による完全子会社化について公表しました。株式取得完了日は2025年7月1日、株式交換効力発生日は2025年7月4日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社Arent(5254・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主(相手先との守秘義務により非開示) |
| 譲渡対象 | 株式会社スタッグ(上下水道などライフライン分野に特化した申請図面作成CADソフト「申請くんfシリーズ」の提供) |
| 所在地 | 神奈川県横浜市神奈川区 |
| 手法 | 株式取得および簡易株式交換による完全子会社化。先に株式を取得して議決権所有割合50.25%とし、その後の株式交換で完全子会社化する。買い手は会社法796条2項に基づき株主総会の承認を必要としない簡易株式交換の手続により行う |
| 対価 | 取得価格は対象会社の普通株式が544百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が63百万円 |
| 日程 | 2025年5月14日(水) 本株式取得承認取締役会決議日・本株式譲渡契約締結日・本株式交換承認取締役会決議日・本株式交換契約締結日/2025年7月1日(火)(予定) 本株式取得完了日/2025年7月4日(金)(予定) 本株式交換効力発生日 |
取得株式数は201株で、取得前の議決権所有割合は0%、取得後は50.25%となります。取得価格は対象会社の普通株式が544百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が63百万円です。開示資料は、取得価格について株式交換に係る割当ての内容の根拠等に記載の算定結果を踏まえ当事者間で慎重に協議の上決定したことを記載しています(出典:株式会社Arent 2025年5月14日公表資料)
日程は、本株式取得承認取締役会決議日および本株式譲渡契約締結日が2025年5月14日(水)、本株式取得完了日が2025年7月1日(火)(予定)、本株式交換承認取締役会決議日および本株式交換契約締結日が2025年5月14日(水)、本株式交換効力発生日が2025年7月4日(金)(予定)です。
両社の3期分の数値は、売上高が買い手で1,011,934、2,022,107、2,939,525、対象会社で453,820、457,679、597,038、営業利益が買い手で243,011、708,073、1,236,192、対象会社で89,920、50,546、105,677、純資産が買い手で1,990,807、3,466,661、4,125,235、対象会社で529,475、598,593、695,727と記載されています。
買い手は所在地が東京都港区浜松町二丁目7番19号、事業内容が建設業界を中心としたDXコンサルティング等、資本金が545,738千円、設立が2012年7月2日です。対象会社は所在地が神奈川県横浜市神奈川区松本町一丁目、設立が1997年4月24日です。
開示資料は、買い手が2025年1月に構造計算および工程管理ソフトを展開する会社の全株式を取得、同年3月にプラント設計自動化ツールを提供する会社を完全子会社化しており、本件がこれに続く3件目のM&Aであることを記載しています。対象会社は地方自治体ごとの申請業務に対応可能な柔軟性を持つことが記載されています。
出典: 株式会社Arent「株式会社スタッグの株式取得及び簡易株式交換による完全子会社化に関するお知らせ」(2025年05月14日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
まず株を買って過半にし、その三日後に株式交換で全部にします。
二段に分けている理由は、対価の形が違うことです。
一段目は現金、二段目は買い手の株式になります。
売り手の中に、現金で出たい人と株で持ちたい人がいる形です。
中小企業の譲渡でも、株主によって受け取り方を分けられます。
全員が同じ条件でなければならない決まりはありません。
ただし条件が違うと、株主の間で不満が出ることがあります。
誰にいくらで、何で払うのかを先に揃えておく必要があります。
揃えられないときは、二段に分ける設計が答えになります。