エスネットワークスは2025年7月11日、子会社の株式会社エスコーポレートソリューションズが税理士法人エスネットワークスおよび社会保険労務士法人エスネットワークスから給与計算サービス等を行うペイロール事業を譲り受けることを決議したと公表しました。事業譲受期日は2025年10月1日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社エスネットワークス(5867・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 税理士法人エスネットワークスおよび社会保険労務士法人エスネットワークス(東京都千代田区丸の内2丁目7-2 JPタワー23階) |
| 譲渡対象 | ペイロール事業(給与計算サービス等)(給与計算に関するアウトソーシング受託業務等) |
| 所在地 | 東京都千代田区 |
| 手法 | 事業譲受。譲り受けるのは買い手の子会社である株式会社エスコーポレートソリューションズ。開示資料は、本事業譲受が企業結合会計基準上の取得に該当すると見込んでおり、取得原価の配分および正ののれん・無形固定資産の金額と償却期間は現在精査中であることを記載している |
| 対価 | 譲受価額は130百万円、決済方法は現金決済。開示資料は、クロージング日の前日までに譲受対象の全ての契約について顧客から契約の切り替えに関する承諾を得ることを前提としており、承諾が得られない場合にはあらかじめ定めた算定方法を用いて譲受価額を減額する予定であることを記載している |
| 日程 | 2025年7月11日 取締役会決議日/2025年7月11日 契約締結日/2025年10月1日(予定) 事業譲受期日 |
譲受価額は130百万円で、決済方法は現金決済です。開示資料は、クロージング日の前日までに譲受対象の全ての契約について顧客から契約の切り替えに関する承諾を得ることを前提としており、承諾が得られない場合にはあらかじめ定めた算定方法を用いて譲受価額を減額する予定であることを記載しています(出典:株式会社エスネットワークス 2025年7月11日公表資料)
対象事業の売上高は216百万円、営業利益は16百万円、純資産は9百万円と記載されています(出典:株式会社エスネットワークス 2025年7月11日公表資料)
開示資料は、本事業の譲受に先立って2025年1月17日付で株式会社エスコーポレートソリューションズを設立したことを記載しています。
開示資料は、企業のコーポレート部門において人材確保が困難である一方で業務負荷が増加傾向にあること、コーポレート部門の業務が戦略的業務と定型的業務に分かれることを記載しています。
出典: 株式会社エスネットワークス「事業譲受及び新会社設立に関するお知らせ」(2025年07月11日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
顧客の承諾が取れなければ、値段が下がる契約です。
事業譲受では、契約が自動では移らないからです。
一件ずつ、顧客に切り替えの同意をもらいます。
中小企業の譲渡でも、ここは大きな論点になります。
株式を譲渡する形なら、契約はそのまま残ります。
事業だけを譲る形なら、移す手続が必要になります。
顧客の数が多いほど、この作業は重くなります。
だから契約の数と内容が、形の選び方を左右します。
どちらの形が向いているかを、先に見る場面です。