美容室を展開するAB&Companyは2025年7月23日、株式会社SENSEの発行済株式の全てを取得することを目的とする基本合意書を締結することを取締役会で決議したと公表しました。決定ではなく、基本合意の段階です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社AB&Company(9251・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社SENSE(美容師とのレベニューシェア型ヘアサロンの多店舗展開(全国87店舗)) |
| 所在地 | 東京都千代田区 |
| 手法 | 株式譲渡(発行済株式の全部を取得することを目的とする基本合意書を締結) |
| 対価 | 非開示(開示資料に記載なし) |
| 日程 | 取締役会決議・基本合意書締結 2025年7月23日 |
開示資料によれば、SENSEは美容師とのレベニューシェア型ヘアサロンの多店舗展開を主軸とし、全国87店舗を展開しています。レベニューシェア制度により初期投資の低減と本部支援を通じ、黒字経営と出店拡大を実現している企業であると記載されています(出典:株式会社AB&Company 2025年7月23日公表資料)。
AB&Companyは、1,000店舗を超える美容室の展開を実現する過程で培った店舗運営ノウハウをもとに、外部の美容室との資本提携を増やすことで企業価値の向上を図る方針で、その足掛かりとして検討を深めるために基本合意書を締結したとしています。
中小企業の経営者は、どう読むか
この開示は基本合意の段階です。ここから詳細な調査と交渉に進み、条件がまとまれば最終契約に至ります。開示された時点で取得が決まったわけではありません。
買い手が評価しているのは、店舗の数だけでなく、その増やし方の仕組みでした。同じ業種の中でも、運営の方式が違えば組み合わせる意味が生まれます。
多店舗を展開する事業では、店舗ごとの賃貸借契約、人員の配置、収支の内訳を店舗単位で示せるかどうかが、交渉の速さに影響します。譲渡を考える段階から整理しておくと役立ちます。