自動車用品や補修部品を扱う中央自動車工業は2025年8月5日、大阪市で自動車補修部品の輸出販売を主に営む森田産業株式会社の全株式を個人株主から取得し、子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 中央自動車工業株式会社(8117・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 森田産業株式会社(自動車部品の輸出入(主に自動車補修部品の輸出販売)) |
| 所在地 | 大阪府大阪市 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主2名から全株式23,100株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 非開示 |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2025年8月5日/実行 2025年8月29日 |
開示資料によれば、森田産業は1973年11月設立、資本金12百万円で、直近3期の売上高は4,168百万円、4,104百万円、4,490百万円、営業利益は297百万円、299百万円、337百万円です。取得株式数は23,100株で、取得価額は非開示、実行は2025年8月29日です(出典:中央自動車工業株式会社 2025年8月5日公表資料)。
中央自動車工業は、対象会社が北中南米での存在感が高く、自社と取引のなかった大手バイヤーと長年の信頼関係を築いていることを挙げ、その事業資産を引き継ぐことで海外事業の拡大につながると説明しています。
中小企業の経営者は、どう読むか
個人が営む貿易商社が、同じ商材を扱う上場企業に迎え入れられた例です。海外の得意先との関係という、自社では作りにくい資産が承継の理由になっています。
利益率の高い商社の承継で、価額は非開示です。仕入先と販売先の関係が価値の中心となる業種では、その関係が承継後も続くかが交渉の要点になります。