不動産投資運用のファーストブラザーズは2025年8月8日、青森県弘前市を拠点とする連結子会社を通じて、同市で冷凍倉庫事業を営む菅原冷蔵株式会社の株式を取得し、孫会社化したことを公表しました。契約締結と実行は同日です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ファーストブラザーズ株式会社(連結子会社が取得)(3454・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 菅原冷蔵株式会社(冷凍倉庫事業(地元のりんごジュースの保管など)) |
| 所在地 | 青森県弘前市 |
| 手法 | 株式譲渡(連結子会社が株式240株を取得し、孫会社化) |
| 対価 | 普通株式とアドバイザリー費用等の合計(概算)6,760千円 |
| 日程 | 契約締結・実行 2025年8月8日 |
開示資料によれば、菅原冷蔵は1990年1月設立、資本金12百万円で、直近3期の売上高は45,651千円、47,579千円、42,781千円、営業損益は△2,375千円、△1,902千円、△4,964千円です。取得株式数は240株で、取得価額は株式とアドバイザリー費用等を合わせた概算で6,760千円です(出典:ファーストブラザーズ株式会社 2025年8月8日公表資料)。
ファーストブラザーズは、持続可能な成長と地域社会への貢献の両立を経営の柱に掲げ、弘前市の子会社を通じて地域資産への投資を進めており、対象会社が地元の名産であるりんごジュースの保管を担っていることを取得の背景に挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
営業損失が続く小さな倉庫会社でも、地域の産業に欠かせない機能を持つ会社は承継の対象になります。買い手は収益ではなく、地域資産としての位置づけで引き継いでいます。
取得価額が数百万円という開示は、株式の評価が低く出たことを示します。赤字でも設備と機能に用途があれば、承継は成り立つことを示す例です。