印刷を起点にクリエイティブサービスを展開する日本創発グループは2025年10月29日、名古屋市で食品サンプルの製造販売とディスプレイ事業を営む株式会社日本サンプルの全株式を個人株主から取得し、子会社化したことを公表しました。決議、契約、実行は同日です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社日本創発グループ(7814・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社日本サンプル(食品サンプルの製造販売・ディスプレイ事業) |
| 所在地 | 愛知県名古屋市 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主から全株式を取得し、子会社化) |
| 対価 | 普通株式 310百万円、財務調査費用等 33百万円、合計 343百万円 |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結・実行 2025年10月29日 |
開示資料によれば、日本サンプルは1945年創業、1991年12月設立、資本金10百万円で、直近3期の売上高は169百万円、201百万円、216百万円です。取得価額は普通株式310百万円と財務調査費用等33百万円の合計343百万円です(出典:株式会社日本創発グループ 2025年10月29日公表資料)。
日本創発グループは、対象会社が企業向けのオーダーメイドの展示用食品サンプルに強みを持ち、細部にこだわる技術で量産できる体制を持つことを取得の理由に挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
創業から八十年の専門技術を持つ小さな製造業が、クリエイティブを事業とするグループに迎え入れられた例です。売上規模が小さくても、独自の技術とものづくりの体制が評価されています。
売上に対して取得価額が高めに見える案件は、技術や顧客との関係に価値が置かれたことを示します。何を評価されたかは、買い手の理由の記述から読み取ることができます。