バッグなどのファッションアイテムを手がけるバルコスは2026年1月15日、神戸市で靴の卸売を営む東豊物産株式会社の株式と、その株主である資産管理会社の株式を取得し、子会社化・孫会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社バルコス(7790・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 東豊物産株式会社(および資産管理会社)(靴の卸売) |
| 所在地 | 兵庫県神戸市 |
| 手法 | 株式譲渡(東豊物産の株式1,440株と、その株主である資産管理会社の株式を取得し、子会社化・孫会社化) |
| 対価 | 非開示(開示資料に「相手先の意向により非開示」と記載) |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2026年1月15日/実行 2026年1月30日(予定) |
開示資料によれば、東豊物産は1976年2月設立、資本金20,000千円で、直近3期の売上高は1,032,436千円、772,424千円、1,146,164千円、営業損益は△32,990千円、10,149千円、7,601千円です。取得株式数は1,440株で、取得価額は相手先の意向により非開示、実行は2026年1月30日の予定です(出典:株式会社バルコス 2026年1月15日公表資料)。
バルコスは、中期経営計画で成長戦略の中核にM&Aによる事業拡大を打ち出しており、本件をその戦略に沿った投資の一環と説明しています。
出典: 株式会社バルコス(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「株式の取得(子会社化及び孫会社化)に関するお知らせ」(2026年01月15日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
事業会社と、その株式を持つ資産管理会社をあわせて承継する例です。オーナーが資産管理会社を通じて株式を持っている場合、どの会社の株式を譲るかで手続きと税務が変わります。
靴の卸売のように仕入先と販売先の関係が価値の中心となる業種では、同じファッション分野の買い手が承継先になりやすい傾向があります。年ごとの売上の振れがあっても、取引の基盤が評価されています。