水中ポンプ大手の鶴見製作所は2026年2月24日、愛知県飛島村で大型水中ポンプのレンタルや排水設備工事、ポンプ整備を営む富士丸産業株式会社の全株式を取得し、完全子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社鶴見製作所(6351・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 富士丸産業株式会社(土木重機械類・電機器類の修理、販売、賃貸(大型水中ポンプのレンタル、排水設備工事、ポンプ整備)) |
| 所在地 | 愛知県海部郡飛島村 |
| 手法 | 株式譲渡(全株式20,000株を取得し、完全子会社化) |
| 対価 | 非開示(開示資料に「相手先の意向により非開示」と記載) |
| 日程 | 取締役会決議 2026年2月24日/契約締結 2026年2月25日(予定)/実行 2026年3月5日(予定) |
開示資料によれば、富士丸産業は1982年5月設立、資本金10百万円で、売上高などの業績と取得価額は相手先の意向により非開示です。取得株式数は20,000株で、実行は2026年3月5日の予定です(出典:株式会社鶴見製作所 2026年2月24日公表資料)。
鶴見製作所は、豪雨の増加で排水設備の需要が拡大するなかで、対象会社が豊富な設置工事の実績と緊急時の対応体制、大型クレーンを備えた整備体制を持ち、レンタルから施工、整備まで一貫して提供できることを取得の理由に挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
メーカーが、自社製品のレンタルと施工、整備を担う会社を迎え入れる例です。製品の販売先であり施工の担い手でもある会社は、メーカーにとって現場の機能を補う承継先になります。
業績も価額も非開示のまま、事業の内容と体制だけが公表されています。開示の項目が少なくても、買い手が何を評価したかは理由の記述から読み取れます。