ワンキャリアは2026年3月26日、株式会社ゼロワンブレインの株式を取得して子会社化し、その事業子会社である株式会社キッズ・コーポレーションを孫会社化することを決議したと公表しました。株式譲渡実行日は2026年7月31日(予定)です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ワンキャリア(4377・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 個人2名(対象会社の株式100%を保有。株主の意向により非開示) |
| 譲渡対象 | 株式会社ゼロワンブレイン(事業子会社は株式会社キッズ・コーポレーション)(株式会社キッズ・コーポレーションは高校生に対する進学サポートサービス及び就職サポートサービスの提供) |
| 所在地 | 京都府京都市中京区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化)および事業子会社の孫会社化。異動前の所有株式数0株(議決権の数0個、議決権所有割合0.0%)から200株(議決権の数10,199個)を取得し、異動後は200株・議決権所有割合100.0%となる。異動の方法は現金にて株主から取得する予定 |
| 対価 | 取得価額は、相手先が個人でありその金額が推察されることによる安全保護上の観点および当事者間の守秘義務に基づき非開示とされている。開示資料は、公平性と妥当性を期すため独立した第三者が算定した評価額を基準に譲渡先と協議・合意の上で決定したこと、前期実績に基づく調整後EV/EBITDA倍率が5.0倍であることを記載している(調整後連結EBITDAは連結開始後速やかに削減が可能なコストと追加で発生することが予定されているコストを織り込んだ数値) |
| 日程 | 2026年3月26日 取締役会決議/2026年3月26日(予定) 株式譲渡契約締結日/2026年7月31日(予定) 株式譲渡実行日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個、議決権所有割合0.0%)、取得株式数は200株(議決権の数10,199個)、異動後は200株で議決権所有割合100.0%です。異動の方法は現金にて株主から取得する予定とされています(出典:株式会社ワンキャリア 2026年3月26日公表資料)
取得価額は、相手先が個人でありその金額が推察されることによる安全保護上の観点および当事者間の守秘義務に基づき非開示とされています。開示資料は、公平性と妥当性を期すため独立した第三者が算定した評価額を基準に譲渡先と協議・合意の上で決定したこと、前期実績に基づく調整後EV/EBITDA倍率が5.0倍であることを記載しています。
対象会社は名称が株式会社ゼロワンブレイン、所在地が京都府京都市中京区、資本金が10百万円、設立が2018年8月1日で、大株主及び持株比率は個人株主2名が100%(株主の意向により非開示)です(出典:株式会社ワンキャリア 2026年3月26日公表資料)
事業子会社の株式会社キッズ・コーポレーションは所在地が京都府京都市中京区烏丸通四条上る笋町689番地 京都御幸ビル4F、設立が1994年1月26日です。開示資料は、同社が大学、短期大学、専門学校1,500校、高校3,500校に及ぶ学校ネットワークを築いており、年間約5,000回のガイダンスや講演などのイベント企画を通じて高校生の進路選択を支えていることを記載しています。
開示資料は、本取得が予定通り実行された場合、両社が2026年12月期第3四半期より買い手の連結子会社となる予定であることを記載しています。
出典: 株式会社ワンキャリア「株式会社ゼロワンブレインの株式取得(子会社化)及び株式会社キッズ・コーポレーションの孫会社化に関するお知らせ」(2026年03月26日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
開示に、EV/EBITDA倍率が五倍と書かれています。
値段そのものは非開示ですが、倍率は示されています。
相手が個人なので、金額が推察されないようにしたとあります。
中小企業の譲渡では、この配慮がよく働きます。
金額が出ると、受け取った人の資産が推し量られます。
だから非開示にすることは、めずらしくありません。
渡す側も、公表の範囲を交渉で決められます。
どこまで出すかは、契約を結ぶ前に話し合っておきます。
公表の範囲を決める、という場面です。