SHIFTは2026年3月27日、子会社による新会社の設立および当該新会社を通じた株式会社ステップの株式取得(連結子会社化)を公表しました。株式取得実行日は2026年6月1日(予定)です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社SHIFT・ステップホールディングス(株式会社SHIFTの子会社が設立する特別目的会社)(3697・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社ステップ(航空、防衛、医療、金融、通信等の社会インフラ分野の大規模システム開発) |
| 所在地 | 宮城県仙台市青葉区中央一丁目6番35号(仙台・東京・大阪の3拠点) |
| 手法 | 子会社による新会社(特別目的会社)の設立と、当該新会社を通じた株式取得(連結子会社化)。異動前の所有株式数は原本表記で「-株」、取得株式数は普通株式5,200株(予定・議決権の数5,200個)で、異動後は議決権所有割合100%(予定)となる。開示資料は、本新会社の増資および本株式取得が契約に定める前提条件の充足(クロージング)を条件としており、当該条件が充足されない場合には中止または内容の変更が生じる可能性があることを記載している |
| 対価 | 取得価額は約6,000百万円。開示資料は、最終的な譲渡価額が本株式譲渡契約に基づく価格調整を経て確定することを注記している |
| 日程 | 2026年3月27日 取締役決定日/2026年3月27日 契約締結日/2026年6月1日(予定) 株式取得実行日 |
異動前の所有株式数は原本表記で「-株」、取得株式数は普通株式5,200株(予定・議決権の数5,200個)、異動後は普通株式5,200株(予定)で議決権所有割合100%(予定)です。取得価額は約6,000百万円で、最終的な譲渡価額は株式譲渡契約に基づく価格調整を経て確定すると注記されています(出典:株式会社SHIFT 2026年3月27日公表資料)
対象会社の業績は、売上高が1,954百万円、2,112百万円、2,430百万円、営業利益が301百万円、346百万円、430百万円、純資産が1,290百万円、1,561百万円、1,896百万円と記載されています(出典:株式会社SHIFT 2026年3月27日公表資料)
開示資料は、対象会社が仙台、東京、大阪の3拠点を軸に、航空、防衛、医療、金融、通信等といった極めて高い信頼性が求められる社会インフラ分野の大規模システム開発において豊富な実績を有していること、多種多様な業種に対する高度な技術提供を通じて安定的な売上と利益を創出していることを記載しています。
開示資料は、買い手が2009年のソフトウェアテスト事業の開始以来ソフトウェアの品質保証を主軸として事業展開し、現在は41社(2026年2月末時点)のグループ会社を束ねていることを記載しています。
開示資料は、本新会社の増資および本株式取得が契約に定める前提条件の充足(クロージング)を条件としており、当該条件が充足されない場合には中止または内容の変更が生じる可能性があることを記載しています。
出典: 株式会社SHIFT「当社子会社による新会社の設立および株式会社ステップの株式取得(連結子会社化)に関するお知らせ」(2026年03月27日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
純資産十九億円ほどの会社に、六十億円の値が付きました。
売上は二十四億円、営業利益は四億円台です。
評価されたのは、入りにくい分野での実績です。
航空、防衛、医療、金融という、信頼が要る領域でした。
中小企業の譲渡でも、ここが効きます。
新規参入が難しい業界ほど、既にいることに価値が出ます。
許認可、認定、長年の取引実績がその証になります。
自社がどの壁の内側にいるのかを、整理しておきます。
入りにくさが値になる、という場面です。