婦人靴などのライフスタイル事業を営むジェリービーンズグループは2026年9月10日、中南米などの生産者との取引により衣料や雑貨を販売する株式会社チチカカの株式80,000株を、親会社のスターシーズ株式会社から取得し、子会社化したと公表しました。決議、契約、実行はいずれも同日です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ジェリービーンズグループ株式会社(3070・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社チチカカ(中南米などの生産者との取引による衣料・雑貨の販売) |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 手法 | 株式譲渡(親会社のスターシーズ株式会社から80,000株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 取得価額 金1円(開示資料の記載どおり) |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結・株式譲渡実行 2026年9月10日 |
開示資料によれば、チチカカは1992年設立、資本金1,000万円、従業員145名(2026年2月28日現在)で、直近の売上高は1,403,295千円、営業損失は18,773千円です。取得価額は金1円と開示されています(出典:ジェリービーンズグループ株式会社 2026年9月10日公表資料)。
ジェリービーンズグループは取得の理由として、ライフスタイル事業で蓄積した商品の運送や倉庫管理などのノウハウを活用できることを挙げています。
出典: ジェリービーンズグループ株式会社(TDnet適時開示)「株式会社チチカカの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2026年09月10日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
取得価額が一円と公表された例です。営業損失が続く会社の譲渡では、株式の対価が名目的な金額になり、買い手が事業の立て直しと資金の負担を引き受ける形が取られることがあります。
従業員百四十名余りと店舗網を持つ事業が、清算ではなく譲渡によって続く選択をした点に意味があります。赤字であっても、ブランドや販路、物流の基盤に価値を見る買い手はいます。
決議・契約・実行が同日で完了しています。親会社からの譲渡で条件が整理されていると、手続きは一日で終わることもあります。