SBIホールディングスは2026年10月1日、ビットバンク株式会社の完全子会社化に関する一連の取引が完了し、ビットバンクが完全子会社となったと公表しました。2026年6月25日付の基本合意書および株式譲渡契約締結の公表を受けたものです。

開示された事実

譲受(買い手)SBIホールディングス株式会社(8473・東証プライム)
譲渡(売り手)株式会社MIXI、株式会社セレス(ビットバンクによる自己株式取得に応じた)ほか
譲渡対象ビットバンク株式会社(暗号資産関連事業)
所在地東京都中央区
手法株式譲渡および対象会社による自己株式取得を組み合わせた完全子会社化
対価(買い手側の開示に取得価額の記載なし)売り手のうち株式会社セレスの開示では、同社が保有する21,480株を譲渡価額8,612百万円で売却
日程2026年6月25日 基本合意書および株式譲渡契約の締結を公表/2026年10月1日 ビットバンクによるMIXIおよびセレスからの自己株式取得が実行され、取引完了

完了の内容として、ビットバンクによる株式会社MIXIおよび株式会社セレスからの自己株式取得が実行されたと記載されています(出典:SBIホールディングス株式会社 2026年10月1日公表資料)

対象会社は東京都中央区に所在し、資本金は80億5,000万円(資本準備金を含む)、暗号資産関連事業を行っています(出典:SBIホールディングス株式会社 2026年10月1日公表資料)

売り手のうち株式会社セレスも同日に開示しています。それによれば、ビットバンクによる自己株式取得で同社の保有株式21,480株の全部が売却され、譲渡価額は8,612百万円、譲渡後の所有株式数は0株です。あわせて、2026年9月30日付でSBIホールディングスの完全子会社であるSBICAH合同会社を割当先とする第三者割当増資が実施されたことが記載されています(出典:株式会社セレス 2026年10月1日公表資料)

買い手が株式を買うだけでなく、対象会社自身が他の株主から自社株を買い戻すことで、結果として完全子会社になる形です。

この開示資料に取得価額の記載はありません。

出典: SBIホールディングス株式会社(TDnet適時開示)「(開示事項の経過)ビットバンク株式会社の完全子会社化完了に関するお知らせ」(2026年10月01日公表)

あわせて参照した出典: 株式会社セレス(TDnet適時開示)「(開示事項の経過)持分法適用関連会社の異動(株式譲渡)の完了に関するお知らせ」(2026年10月01日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

買い手が全部を買うのではなく、会社が自分で一部の株主から買い戻しています。二つを合わせて完全子会社になります。

自己株式の取得なら、会社のお金で株主に払います。買い手の資金を使わずに株主を整理できます。

中小企業でも、少数株主の整理に自己株式の取得を使います。ただし会社に払える剰余金があるかが前提です。

出ていく株主が複数の上場企業です。もともと複数社が出資して育てた会社だと読めます。

最後の手続が自己株式の取得なので、完了日は会社側の実行に合わせて決まります。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。