カナデンは2023年12月26日、株式会社日本制御エンジニアリングの持株会社であるGCJG19株式会社の発行済全株式を取得することを公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社カナデン(8081・)
譲渡(売り手)GCJG19株式会社の株主(投資事業有限責任組合1者・持株比率100%)
譲渡対象GCJG19株式会社(株式会社日本制御エンジニアリングの持株会社。2023年12月27日付で株式会社JCEホールディングスへ商号変更)(有価証券、不動産、債権の取得、保有及び処分、並びに不動産の賃貸及び処分(持株会社。傘下の日本制御エンジニアリングは電力系統制御技術に強み))
所在地東京都港区
手法株式譲渡(発行済全株式を取得して連結子会社化)
対価本件株式1,300百万円、アドバイザリー費用105百万円、合計1,405百万円(開示資料は、客観的な基準に基づき買い手が算定した合理的な価格として決定・合意したと記載)
日程2023年12月26日 取締役会決議日・株式譲渡契約日/2023年12月27日 株式譲渡実行日

取得株式数は8,000株で、異動前の所有株式数は0株、異動後は8,000株です。取得価格は本件株式1,300百万円、アドバイザリー費用105百万円で、合計1,405百万円です(出典:株式会社カナデン 2023年12月26日公表資料)

開示資料は、取得価格について、客観的な基準に基づき買い手が算定した合理的な価格として決定・合意したと記載しています。

対象会社は2021年11月25日設立、所在地は東京都港区、資本金は10,000,000円で、有価証券、不動産、債権の取得、保有及び処分、並びに不動産の賃貸及び処分を行う持株会社です。大株主および持株比率は投資事業有限責任組合1者が100%と記載されています(出典:株式会社カナデン 2023年12月26日公表資料)

開示資料は、傘下の日本制御エンジニアリングが社会インフラを支える電力系統制御技術に強みをもっており、規模の大きい電力系統制御システムの難易度は高く、システム構築に耐えうる技術・知識が必要であることを記載しています。

日程は、取締役会決議日と株式譲渡契約日が2023年12月26日、株式譲渡実行日が2023年12月27日です。開示資料は、同日付で対象会社が商号変更することを記載しています。

出典: 株式会社カナデン「連結子会社の異動(子会社化)に関するお知らせ」(2023年12月26日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

売り主は投資のためのファンドで、しかも持株会社を一枚かぶせた形で持っていました。器を作って、その上から売る形です。

こうした構えは、買い手にとっては分かりやすくなります。株式を一つ買えば、下の事業会社がまとまって移ります。

中小企業でも、株式が分散しているときに持株会社へまとめる形は検討されます。ただし作る時点の税務の扱いが先に問題になります。

助言にかかる費用が、株式の代金の八%ほどの金額で別に書かれています。買う側にも代金以外の支出があります。

売り主の側でも、ふつう同じように手数料がかかります。手元に残る金額は、代金から税金と手数料を引いた後のものです。

契約の翌日に引き渡しが行われています。ファンドが売り主の取引では、段取りが整っていて早く終わります。

引き渡しと同じ日に、会社の名前も変わっています。買われた会社は、名前も含めて新しい体制に入ります。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。