ジオリーブグループは2024年3月25日、増田住建トーヨー住器株式会社の自己株式を除く発行済株式の全てを取得して連結子会社とすると公表しました。取得するのは160株で、取得後の議決権所有割合は100.0%となります。取得前の所有株式数は0株です。

開示された事実

譲受(買い手)ジオリーブグループ株式会社(3157・東証スタンダード)
譲渡(売り手)増田住建トーヨー住器の株主(個人1名が78.0%を保有。開示資料は株式譲渡人が個人であることを理由に価額の開示を控えると記載)
譲渡対象増田住建トーヨー住器株式会社(子会社1社を含む)(住宅資材の販売(窓サッシを中心))
所在地兵庫県淡路市
手法株式譲渡(自己株式を除く発行済株式の全て160株・議決権所有割合100.0%を取得して連結子会社化。対象会社の子会社1社も買い手グループに入る)
対価株式譲渡人が個人であることや秘密保持義務により非開示。第三者機関が算出した評価額を基に株式譲渡人との協議により決定したと記載
日程2024年3月25日 契約締結/2024年5月1日 株式譲渡実行(予定)

対象会社は、所在地が兵庫県淡路市大谷946-1、事業内容が住宅資材の販売、資本金の額が10百万円、設立年月が1989年12月です。大株主及び持株比率は個人1名が78.0%です。買い手との間に資本関係・人的関係・取引関係はありません(出典:ジオリーブグループ株式会社 2024年3月25日公表資料)

対象会社の経営成績は、2023年3月期が売上高2,043百万円・営業利益88百万円・当期純利益65百万円です。売上高は2021年3月期が1,703百万円、2022年3月期が1,982百万円でした。財政状態は2023年3月期末の純資産が301百万円、総資産が838百万円です(出典:ジオリーブグループ株式会社 2024年3月25日公表資料)

開示資料は、対象会社が連結財務諸表を作成していないため上段には対象会社単体の数値を記載し、括弧内には本件に伴い取得対象となる子会社との単純合算の数値を記載していると注記しています。単純合算では2023年3月期の売上高が4,192百万円、営業利益が138百万円、純資産が423百万円、総資産が1,392百万円です(出典:ジオリーブグループ株式会社 2024年3月25日公表資料)

取得価額は、株式譲渡人が個人であることや秘密保持義務により開示を控えると記載されています。開示資料は、第三者機関が算出した評価額を基に株式譲渡人との協議により決定していると記載しています。

開示資料は取得の理由について、今後の人口減少や少子高齢化を背景に住宅関連需要が減少していくことが予想される中、窓サッシを中心に住宅資材の販売を行う対象会社及びその子会社1社をグループに迎え入れ、経営基盤の強化を図ることを挙げています。

日程は、2024年3月25日が契約締結日、2024年5月1日が株式譲渡実行日(予定)です。2024年3月期の連結業績への影響は軽微と考えていると記載されています。

出典: ジオリーブグループ株式会社「増田住建トーヨー住器株式会社の株式取得に関するお知らせ」(2024年03月25日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

開示が、単体の数字と子会社を足した数字を並べて書いています。売上は二十億円と四十二億円です。

同じ会社の話なのに、倍違います。子会社を入れるかどうかで、見える大きさが変わります。

この会社は連結の決算書を作っていません。中小企業では、ふつうのことです。

だから買い手は、単体の決算書を見ただけでは全体が分かりません。足し合わせる作業が入ります。

売る側も、グループ全体の数字を自分で用意しておくと話が早くなります。

持ち分は七割八分で、残りの二割二分は別の株主です。自己株式を除いた全部を取ると書いてあります。

自己株式には議決権がないので、それを除けば百%になります。株数の百%ではありません。

値段は出ていません。売り主が個人だから、という理由が書かれています。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。