マサルは2024年3月25日、空気設備工業株式会社の株式を取得して完全子会社化すると公表しました。取得するのは8,000株で、取得後の所有割合は100%となります。取得前の所有株式数は0株です。取得価額は750,000,000円です(出典:株式会社マサル 2024年3月25日公表資料)

開示された事実

譲受(買い手)株式会社マサル(1795・東証スタンダード)
譲渡(売り手)GCJグロース4号投資事業有限責任組合(対象会社の株式100.0%を保有。業務執行組合は日本グロース・キャピタル株式会社)
譲渡対象空気設備工業株式会社(排気装置を主体とした乾燥・塗装装置、集塵装置等の産業用機械の組立・設置・メンテナンス)
所在地大阪府大阪市西淀川区
手法株式譲渡(8,000株・所有割合100%を取得して完全子会社化)
対価750,000,000円
日程2024年3月25日 取締役会決議/2024年3月27日 株式譲渡契約締結(予定)/2024年4月8日 株式譲渡実行(予定)

対象会社は、本店所在地が大阪府大阪市西淀川区佃五丁目9番2号、事業内容が排気装置を主体とした乾燥・塗装装置、集塵装置等の産業用機械の組立・設置・メンテナンス、資本金の額が20百万円です。設立年月日は2021年12月(組織再編上の都合)で、創業は1957年1月と記載されています(出典:株式会社マサル 2024年3月25日公表資料)

対象会社の大株主及び持株比率はGCJグロース4号投資事業有限責任組合が100.0%です。買い手との関連当事者への該当はないとされています(出典:株式会社マサル 2024年3月25日公表資料)

対象会社の経営成績は、2023年3月期が売上高460百万円・営業利益138百万円・当期純利益△261百万円です。2022年3月期は売上高505百万円・営業利益93百万円・当期純利益94百万円でした。財政状態は2023年3月期末の純資産が83百万円、総資産が492百万円で、2022年3月期末の純資産602百万円から減少しています(出典:株式会社マサル 2024年3月25日公表資料)

株式取得の相手先は、本店所在地が東京都中央区八重洲2-1-1、設立根拠等が投資事業有限責任組合に関する法律、組成日が2019年5月31日です。組成目的、出資の総額、出資者・出資比率はいずれも開示されていません。業務執行組合は日本グロース・キャピタル株式会社で、事業内容は未上場株式等への投資及び投資事業有限責任組合の運営管理業務、資本金の額は95百万円です(出典:株式会社マサル 2024年3月25日公表資料)

開示資料は取得の理由について、買い手グループが建物の新築防水工事、改修工事、直接受注工事および空調・冷暖房・給排水等の設備工事を展開しており、子会社の主要事業と対象会社の事業との親和性が高いため協業により大きな力を発揮できると考えていることを挙げています。あわせて、買い手グループの関西圏進出への拠点としての位置づけも記載されています。

日程は、2024年3月25日が取締役会決議日、2024年3月27日が株式譲渡契約締結予定日、2024年4月8日が株式譲渡実行予定日です。対象会社は2024年6月期第3四半期から連結子会社となる予定と記載されています。

出典: 株式会社マサル「株式の取得(完全子会社化)に関する株式譲渡契約書締結のお知らせ」(2024年03月25日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

売り手は投資ファンドです。五年前に組成した組合が、全部の株を持っていました。

ファンドは持ち続けません。買って立て直して売るのが仕事なので、出口は最初から前提です。

中小企業のオーナーが売る相手としては、事業会社とファンドの二通りがあります。

ファンドに売ると、数年後にもう一度どこかへ売られます。従業員にはそこを説明しておきます。

この会社は創業が昭和三十二年で、設立は三年前です。組織再編の都合と書いてあります。

古い会社を買うとき、登記上の設立が新しいことがあります。器を作り替えた跡です。

直前の期は、営業利益が増えているのに最終は二億六千万円の損失です。純資産も大きく減りました。

営業より下で何が起きたのかを見ます。本業と、本業以外は分けて読むのが決算書の読み方です。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。