エニグモは2024年5月15日、持分法適用関連会社である株式会社MEGURUを子会社化し、その子会社である MMS Guam Corporation を孫会社化すると公表しました。新株予約権の行使および第三者割当増資の引受けによります。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社エニグモ(3665・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (新株予約権の行使と第三者割当増資の引受けによる取得のため、譲渡人はいない) |
| 譲渡対象 | 株式会社MEGURU(子会社に MMS Guam Corporation)(海外アクティビティ予約サイト及びアクティビティ施設運営) |
| 所在地 | 東京都千代田区 |
| 手法 | 新株予約権の行使および第三者割当増資の引受けによる持分法適用関連会社の子会社化(孫会社化) |
| 対価 | 新株予約権行使金額合計100円、第三者割当増資引受金額合計102百万円(内訳は株式会社MEGURUの普通株式99百万円、アドバイザリー費用等(概算額)3百万円) |
| 日程 | 2024年5月15日 取締役会決議日/2024年5月16日 契約締結日/2024年5月20日 実行(予定) |
異動前の所有株式数は18,999株(議決権の数18,999個、議決権所有割合49.997%)です。新株予約権行使により取得する株式数は10,000株(議決権の数10,000個)、第三者割当増資引受による引受株式数は19,238株(議決権の数19,238個)です。新株予約権行使金額合計は100円、第三者割当増資引受金額合計は102百万円(内訳は対象会社の普通株式99百万円、アドバイザリー費用等(概算額)3百万円)です。異動後の所有株式数は48,237株(議決権の数48,237個、議決権所有割合71.741%)となります(出典:株式会社エニグモ 2024年5月15日公表資料)
対象会社は所在地が東京都千代田区麹町4丁目3−29 VORT紀尾井坂9階、事業内容が海外アクティビティ予約サイト及びアクティビティ施設運営、資本金が100百万円、設立が2019年10月1日で、大株主は買い手が49.997%です。経営成績は、売上高が9、82、264、営業損益が△158、△261、△268、純資産が195、221、155と記載されています。MMS Guam Corporation は所在地が169 Bishop Flores St. Tamuning, Guam 96913 USA、事業内容がアクティビティ施設運営、資本金が450,000米ドル、設立が1994年5月3日で、大株主は対象会社が100%です(出典:株式会社エニグモ 2024年5月15日公表資料)
開示資料は目的について、買い手がBUYMA事業以外の新たな収益源の構築に注力しており、旅行関連事業を収益の柱の1つとして成長させることを目標としていることを記載しています。
対象会社については、旅行メディアとして国内有数企業である昭文社ホールディングスからスピンアウトした企業であり、アクティビティ予約プラットフォームの運営を行っていること、子会社がグアム最大級のマリンアクティビティ施設を運営しており日本人旅行者だけでなく韓国等からの外国人利用者にも数多く利用されていること、ハワイでダイビング事業を運営する会社をグループ化するなど人気エリアでのロールアップM&A戦略を進めていることが記載されています。
出典: 株式会社エニグモ「持分法適用関連会社の異動(子会社化(孫会社化))に関するお知らせ」(2024年05月15日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
ほぼ半分を持っていた会社に、追加で資金を入れて過半を超えました。
株主から買ったのではなく、会社が出す新しい株を引き受けています。
だから百二百万円は会社に入ります。元の株主の手元には行きません。
赤字が続いている会社なので、資金が必要だったことが読み取れます。
中小企業でも、出資で入ってから持ち分を増やしていく形があります。
最初から過半を取らず、様子を見てから踏み込む。買い手の慎重な進め方です。
売る側から見れば、段階を踏むぶん最終的な価格は後から決まります。
最初の出資のときに、後で増やすときの条件を書いておくかどうかが効いてきます。