fonfunは2025年5月15日、インバウンドテクノロジー株式会社のSES事業(ITフリーランスマッチング事業)を譲り受けると公表しました。取得期日は2025年6月1日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社fonfun(2323・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | インバウンドテクノロジー株式会社(東京都中央区築地2丁目10-2 JP-BASE築地駅前ビル8階) |
| 譲渡対象 | インバウンドテクノロジー株式会社のSES事業(ITフリーランスマッチング事業)(SES事業(ITフリーランスマッチング事業)) |
| 所在地 | 東京都中央区 |
| 手法 | 事業譲受。SES事業(ITフリーランスマッチング事業)を譲り受ける。開示資料は、本取引が企業結合会計基準上の「取得」に該当すると記載している |
| 対価 | 譲受価額は62百万円、決済方法は現金による決済。開示資料は、第三者機関に事業価値算定を依頼したところDCF法により50〜73百万円と算定されたと記載している |
| 日程 | 2025年5月15日 取締役会決議日/2025年5月15日 契約締結日/2025年6月1日(予定) 取得期日 |
譲受価額は62百万円で、決済方法は現金による決済です。開示資料は、譲受価額を決定するにあたり第三者機関である岡安総合会計事務所に事業価値算定を依頼したところ、DCF法により50〜73百万円と算定されたことを記載しています。同事務所は買い手および譲渡元との間で重要な利害関係はないと記載されています(出典:株式会社fonfun 2025年5月15日公表資料)
譲受事業の直前事業年度までの売上高は4百万円、156百万円、346百万円、営業利益は0百万円、1百万円、14百万円、経常利益は0百万円、1百万円、14百万円と3期分(2022年8月期、2023年8月期、2024年8月期)が記載されています(出典:株式会社fonfun 2025年5月15日公表資料)
譲渡元は所在地が東京都中央区築地2丁目10-2 JP-BASE築地駅前ビル8階、事業内容が人材紹介業など、資本金が412,916,960円(資本準備金含む)、設立が2016年1月27日、純資産が35百万円、総資産が339百万円です(出典:株式会社fonfun 2025年5月15日公表資料)
開示資料は、本取引が企業結合会計基準上の「取得」に該当し、62百万円がのれんとして発生する見込みであることを記載しています。また、譲渡元から事業譲受について打診を受け、社内および取締役会において慎重に検討した結果と記載しています(出典:株式会社fonfun 2025年5月15日公表資料)
出典: 株式会社fonfun「SES事業(ITフリーランスマッチング)の事業譲受に関するお知らせ」(2025年05月15日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
買い手が、外部の機関に事業の値段を算定させています。
算定は一つの数字ではなく、幅で出されています。
実際の価額は、その幅の中に収まっています。
中小企業の譲渡でも、算定は幅で出るのが普通です。
幅のどこで決まるかは、交渉と条件で動きます。
一つの数字を示されたら、どの前提の数字かを聞きます。
前提が変われば、同じ会社でも幅ごと動きます。
算定書は、交渉の出発点であって結論ではありません。
幅の意味を理解してから、価格の話に入る場面です。