コシダカホールディングスは2025年9月12日、連結子会社のコシダカSPが株式会社スタンダードのカラオケ店舗事業等を吸収分割により承継すると公表しました。効力発生日は2025年11月1日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社コシダカホールディングス(2157・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社スタンダード(分割会社) |
| 譲渡対象 | 株式会社スタンダードのカラオケ店舗事業等(カラオケボックス、複合カフェ及び飲食店舗の運営(約70店舗)) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 連結子会社における会社分割(吸収分割)による承継。株式会社スタンダードを分割会社、買い手の連結子会社であるコシダカSPを承継会社とする吸収分割。開示資料は、分割会社の負債のうち関係会社からの借入金が承継の対象外であることを記載している |
| 対価 | 吸収分割の対価として、承継会社から分割会社に対して35億円の金銭を交付する予定。開示資料は、交付する金銭の額が承継する資産・負債に加え承継対象事業における収益の状況、将来の見通しや承継後の相乗効果などを総合的に勘案し、両者間で協議・交渉を重ねたうえで決定したものであることを記載している |
| 日程 | 2025年9月12日 取締役会決議日/2025年9月12日 吸収分割契約締結日/2025年9月26日(予定) 株主総会決議日/2025年11月1日(予定) 効力発生日 |
吸収分割の対価として、承継会社から分割会社に対して35億円の金銭を交付する予定です。開示資料は、交付する金銭の額が承継する資産・負債に加え、承継対象事業における収益の状況、将来の見通しや承継後の相乗効果などを総合的に勘案して両者間の協議・交渉により決定したものであることを記載しています(出典:株式会社コシダカホールディングス 2025年9月12日公表資料)
承継する事業の内容はカラオケボックス、複合カフェ及び飲食店舗の運営(約70店舗)で、承継する事業の経営成績(2025年3月期)は売上高8,693百万円、営業利益42百万円、経常利益△51百万円です(出典:株式会社コシダカホールディングス 2025年9月12日公表資料)
承継する資産・負債は、流動資産991百万円、固定資産2,050百万円で資産合計3,042百万円、流動負債1,260百万円、固定負債2,031百万円で負債合計3,291百万円です(2025年3月31日現在の貸借対照表を基準)。開示資料は、分割会社の負債のうち関係会社からの借入金が承継の対象外であることを記載しています(出典:株式会社コシダカホールディングス 2025年9月12日公表資料)
日程は、取締役会決議日と吸収分割契約締結日が2025年9月12日、株主総会決議日が2025年9月26日(予定)、効力発生日が2025年11月1日(予定)です。
出典: 株式会社コシダカホールディングス「当社連結子会社における会社分割(吸収分割)による 株式会社スタンダードのカラオケ店舗事業等の承継に関するお知らせ」(2025年09月12日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
引き継ぐ資産より、引き継ぐ負債のほうが多い事業です。
それでも対価として、承継する側が金銭を払います。
帳簿の差額ではなく、稼ぐ力で値段が決まっています。
中小企業の譲渡でも、同じ考え方が使われます。
債務超過の事業に値段が付くのは、このためです。
ただし引き継ぐ負債の範囲は、契約で決まります。
この取引では、関係会社からの借入は承継されません。
何を引き継ぎ、何を残すかが条件そのものになります。
負債の一覧を先に作る、という場面です。