印刷のネット受注などを展開するラクスルは2025年11月21日、ビニールカーテンなどのカスタム商材をWebで受注する「ビニプロ」を運営する株式会社チームライクの株式を取得し、子会社化することを公表しました。契約締結は11月20日、実行は2026年2月1日の予定です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ラクスル株式会社(4384・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社チームライク(ビニールカーテン等のBtoB受注プラットフォーム「ビニプロ」の運営) |
| 所在地 | 神奈川県海老名市 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主などから株式11,500株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 株式取得価額 14.2億円、アドバイザリー費用等(概算)0.1億円、合計(概算)14.3億円 |
| 日程 | 契約締結 2025年11月20日/実行 2026年2月1日(予定) |
開示資料によれば、チームライクは2015年7月設立、資本金105百万円で、直近3期の売上高は813百万円、1,058百万円、1,383百万円、営業損益は▲82百万円、14百万円、22百万円です。取得株式数は11,500株で、取得価額は株式取得価額14.2億円とアドバイザリー費用等の概算0.1億円です(出典:ラクスル株式会社 2025年11月21日公表資料)。
ラクスルは、既存事業の成長に加えて連続的なM&Aで企業価値の向上を目指す方針を公表しており、対象会社が現地の採寸や施工が必要とされる商材をWebで完結して販売する独自のノウハウを持つことを取得の理由に挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
創業者が大半の株式を持つ成長中の会社が、連続的にM&Aを行う上場企業に迎え入れられた例です。特定の商材でネット受注の仕組みを作った会社は、規模より仕組みの独自性で評価されます。
利益の額が小さくても、売上の伸びと事業モデルで高い評価が付いた案件です。伸びている事業の承継では、将来の成長をどう見込むかが価額の中心になります。