アプリックスは2026年1月16日、持株会社体制への移行を前提として株式会社グローバルキャストを株式交換により完全子会社化することについて最終合意したと公表しました。本株式交換の効力発生日は2026年4月1日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社アプリックス(3727・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社グローバルキャスト(ストックビジネス事業、統合型マーケティング事業、ソリューション事業、ライフバリュー事業) |
| 所在地 | 愛知県名古屋市中村区平池町四丁目60番12号 |
| 手法 | 株式交換(買い手を株式交換完全親会社、対象会社を株式交換完全子会社とする)。開示資料は、本株式交換後に経営統合を目的とした持株会社体制への移行を予定しており、買い手が純粋持株会社としてグループ経営機能に特化し、既存事業は吸収分割の方法により設立予定の新設子会社へ承継することを記載している。本株式交換に伴い買い手が上場廃止となる見込みはない |
| 対価 | 株式交換比率は買い手1に対して対象会社1,786。対象会社の普通株式1株に対して買い手の普通株式1,786株を割当て交付する。開示資料は、独立した第三者算定機関であるグローウィン・パートナーズ株式会社から2026年1月15日付で算定書を受領し、同社が株式交換比率のレンジを1,262〜1,942と算定したことを記載している |
| 日程 | 2026年1月15日 取締役会決議日(対象会社)/2026年1月16日 取締役会決議日(買い手)/2026年1月16日 本株式交換契約締結日(両社)/2025年12月31日 定時株主総会基準日/2026年3月31日(予定) 株式交換契約承認定時株主総会(買い手)/2026年3月中(予定) 株式交換契約承認臨時株主総会(対象会社)/2026年4月1日(予定) 本株式交換の効力発生日 |
株式交換比率は買い手1に対して対象会社1,786で、対象会社の普通株式1株に対して買い手の普通株式1,786株を割当て交付します。開示資料は、独立した第三者算定機関であるグローウィン・パートナーズ株式会社から2026年1月15日付で算定書を受領し、同社が株式交換比率のレンジを1,262〜1,942と算定したことを記載しています(出典:株式会社アプリックス 2026年1月16日公表資料)
対象会社は商号が株式会社グローバルキャスト、所在地が愛知県名古屋市中村区平池町四丁目60番12号、資本金が190,231千円、設立年月日が2008年2月20日、発行済株式総数が12,627株、従業員数が216名です。売上高は7,770,912千円、7,451,896千円、7,626,324千円、営業利益は△39,380千円、△105,507千円、60,692千円、純資産は676,022千円、414,387千円、391,989千円と3期分が記載されています(出典:株式会社アプリックス 2026年1月16日公表資料)
買い手は商号が株式会社アプリックス、所在地が東京都新宿区西早稲田二丁目20番9号、事業内容がシステム開発事業、資本金が62,556千円、設立年月日が1986年2月22日、発行済株式総数が21,886,130株、従業員数が42名です。売上高は3,496,572千円、3,761,038千円、3,707,278千円、営業利益は90,164千円、321,356千円、218,349千円と3期分が記載されています(出典:株式会社アプリックス 2026年1月16日公表資料)
開示資料は、対象会社の売上規模が買い手を大きく上回っていること、本株式交換に伴い買い手が上場廃止となる見込みはないこと、両社の間に相互に役員を派遣する等の人的関係がないため特別な措置は講じていないことを記載しています。
出典: 株式会社アプリックス「株式会社アプリックスと株式会社グローバルキャストの持株会社体制への移行を前提とした株式交換に関する最終合意に関するお知らせ」(2026年01月16日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
対価は現金ではなく、買い手の株式です。
売り手の株主は、上場会社の株主になります。
一株に対して千七百八十六株、という比率です。
中小企業の譲渡でも、株式での対価はありえます。
ただし、受け取るのは現金ではありません。
相手の会社の価値が下がれば、手取りも減ります。
上場していなければ、売ることも難しくなります。
何で受け取るかは、金額と同じくらい重い条件です。
対価の種類を確かめる、という場面です。