発電所やプラントの建設・メンテナンス工事を手がける太平電業は2026年3月11日、横須賀市で発電所・プラント・船舶用の大型部品の溶接補修メンテナンスを営む東栄技工株式会社の全株式を、投資事業有限責任組合と個人株主から取得し、完全子会社化する契約を締結したと公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)太平電業株式会社(1968・東証プライム)
譲渡対象東栄技工株式会社(発電所・プラント・船舶用大型部品の溶接補修メンテナンスサービス)
所在地神奈川県横須賀市
手法株式譲渡(投資事業有限責任組合と個人株主から全株式92,915株を取得し、完全子会社化)
対価非開示(開示資料に「連結純資産額の15%を下回る金額。守秘義務契約により非開示」と記載)
日程取締役会決議 2026年3月6日/契約締結 2026年3月11日/実行 2026年4月17日(予定)

開示資料によれば、東栄技工は1972年10月創業、資本金30百万円で、直近3期の売上高は2,440百万円、2,572百万円、2,549百万円、営業利益は174百万円、151百万円、142百万円です。取得株式数は92,915株で、取得価格は守秘義務契約により非開示、実行は2026年4月17日の予定です(出典:太平電業株式会社 2026年3月11日公表資料)。

太平電業は、対象会社が50年以上にわたり高度な溶接技術を使ったメンテナンス事業を展開し、豊富な実績と多くの技術者を持つことを取得の理由に挙げています。

出典: 太平電業株式会社(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「東栄技工株式会社の株式取得(完全子会社化)に向けた株式譲渡契約締結のお知らせ」(2026年03月11日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

投資ファンドが大株主となっていた技術系の会社が、同じ分野の事業会社へ譲渡される例です。ファンドの保有を経て、事業会社に落ち着く二段階の承継として読めます。

溶接のような技能に依存する事業では、技術者の定着が価値の中心です。買い手が理由の中で技術者に触れていることは、承継後の処遇が重視されることを示しています。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。