小型モーターのマブチモーターは2026年4月23日、埼玉県所沢市で食品機械の開発・製造・販売とメンテナンスを営む株式会社マスダックの株式を投資事業有限責任組合などから取得し、子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | マブチモーター株式会社(6592・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社マスダック(食品機械の開発・製造・販売・メンテナンス、食品の研究開発・製造・販売) |
| 所在地 | 埼玉県所沢市 |
| 手法 | 株式譲渡(投資事業有限責任組合などから株式2,601,996株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 普通株式 15,500百万円 |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2026年4月23日/実行 2026年6月中旬(予定) |
開示資料によれば、マスダックは1957年3月設立、資本金100百万円で、直近3期の売上高は9,749百万円、13,501百万円、14,220百万円、営業利益は179百万円、838百万円、881百万円です。取得株式数は2,601,996株で、取得価額は普通株式15,500百万円、実行は2026年6月中旬の予定です(出典:マブチモーター株式会社 2026年4月23日公表資料)。
マブチモーターは、経営計画でマシーナリー・モビリティ・メディカルの3領域を中心に事業を広げる方針を掲げ、回転にとどまらない多様な動きのソリューションを提供する事業コンセプトの一環として本件を位置づけています。
中小企業の経営者は、どう読むか
投資ファンドの保有を経た機械メーカーが、部品メーカーに迎え入れられる例です。ファンドの下で業績を伸ばした会社が事業会社へ移る流れは、中堅の製造業で増えている承継の型です。
機械の販売と保守を合わせて営む会社は、保守の継続収益が評価されます。自社製品を長く使ってもらう体制が、承継の際の価値になることを示しています。