フードロス削減を掲げるソーシャルグッドマーケットを運営するクラダシは2026年8月6日、群馬県桐生市でオリジナルギフトの企画・製造・卸売を営む株式会社みとわの株式140株を個人株主から取得し、議決権所有割合70.0%の子会社としたと公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社クラダシ(5884・東証グロース)
譲渡対象株式会社みとわ(オリジナルギフトの企画・製造・卸売、群馬県名産品のカタログ販売)
所在地群馬県桐生市
手法株式譲渡(個人株主から140株を取得。取得後の議決権所有割合70.0%で子会社化)
対価非開示(開示資料に「純資産の15%以上に相当する額となる見込みだが相手方の要請により開示を控える」「外部の専門家によるデューデリジェンスと株式価値算定の結果を踏まえて決定」と記載)。アドバイザリー費用は概算35百万円
日程契約締結・株式譲渡実行 2026年8月6日

開示資料によれば、みとわは1977年創業、1983年設立、資本金1,000万円で、直近3期の売上高は870百万円、1,001百万円、1,037百万円、営業利益は24百万円、86百万円、65百万円です。取得価額は相手方の要請により非開示で、アドバイザリー費用は概算35百万円です(出典:株式会社クラダシ 2026年8月6日公表資料)。

クラダシは取得の理由として、中期経営計画で新規事業(M&Aを含む)を成長の柱に掲げていること、ギフトの企画・製造・卸売機能とギフトの販路を獲得し、取扱商品と法人向けギフト事業を広げることを挙げています。

出典: 株式会社クラダシ(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「株式会社みとわの株式取得に関するお知らせ」(2026年08月06日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

全株式ではなく、七割の株式を取得して子会社化する形です。創業者側が株式の一部を持ち続けることで、譲渡後も経営に関わり、段階的に引き継ぐ設計が取られることがあります。

地方の製造卸が、EC事業を営む上場企業に迎え入れられた例です。買い手は製品そのものより「企画・製造・卸売の機能」と「販路」を評価しており、地域で培った取引先の網が価値になっています。

取得価額が非開示でも、買い手の純資産に対する規模感やアドバイザリー費用は開示されています。金額の一部だけが公表される形もあることが分かります。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。