パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは2026年10月1日、完全子会社の株式会社オペレーションシェアードサービスとともに、同日付で東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立てを行った日本トイザらス株式会社との間で、スポンサー契約としての事業譲渡契約を締結したと公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(完全子会社の株式会社オペレーションシェアードサービスとともに)(7532・東証プライム)
譲渡(売り手)日本トイザらス株式会社(神奈川県川崎市。同日、東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立てを行った)
譲渡対象日本トイザらス株式会社の事業(玩具・ベビー用品等の販売(小売))
所在地神奈川県川崎市
手法事業譲受(民事再生手続のスポンサー契約としての事業譲渡契約)
対価開示資料に譲受価額の記載なし(適時開示基準に該当しない任意開示であり、開示事項・内容を一部省略して開示すると記載)
日程取締役会決議日 2026年9月29日/スポンサー契約締結日 2026年10月1日/事業譲渡の実行日 2026年10月30日(予定)

開示資料には、本件は東京証券取引所の規則に定める適時開示基準に該当しないものの、有用な情報と判断したため任意開示するものであり、開示事項・内容を一部省略して開示していると記載されています。

日本トイザらスは神奈川県川崎市に所在し、玩具・ベビー用品等の販売(小売)を行っています。資本金は10百万円です(出典:株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス 2026年10月1日公表資料)

買い手側の完全子会社であるオペレーションシェアードサービスは2019年5月15日の設立で、資本金は10百万円、グループ会社の総務・人事業務等の受託を行っています(出典:株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス 2026年10月1日公表資料)

日程は、取締役会決議日が2026年9月29日、スポンサー契約の締結日が2026年10月1日、事業譲渡の実行日が2026年10月30日の予定です。

出典: 株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(TDnet適時開示)「日本トイザらスとの事業譲渡契約締結に関するお知らせ」(2026年10月01日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

法的整理に入った会社の事業を引き受ける形です。会社を買うのではなく、事業だけを受け取ります。

この形では、引き継ぐ資産と負債を裁判所の手続の中で切り分けます。買い手は負債を丸ごと引き受けません。

中小企業でも、経営が行き詰まってから譲渡を考える場面はあります。ただし選べる相手と条件は、早いうちに動くより狭くなります。

申立てと同じ日にスポンサーが決まっています。手続に入る前から話が進んでいたことが読めます。

再生の手続では、事業を止めないことが価値を保つ条件になります。だから日程が短く組まれます。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。