アドベンチャーは2023年10月27日、アヤベックス株式会社の株式を取得して子会社化することを公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社アドベンチャー(6030・)
譲渡(売り手)アヤベックス株式会社の株主(個人1名が10株・100.00%を保有)
譲渡対象アヤベックス株式会社(ランドオペレーター事業、地方創生インバウンドプロモーション事業)
所在地京都府綾部市
手法株式譲渡(議決権の100.00%を取得して子会社化)
対価普通株式473,211,010円、アドバイザリー費用等(概算額)33,000,000円、合計(概算額)506,211,010円
日程2023年10月27日 取締役会決議・契約締結・株式譲渡実行(予定)

取得株式数は10株で、取得前の議決権所有割合は0%、取得後は100.00%です。取得価額は普通株式473,211,010円、アドバイザリー費用等(概算額)33,000,000円で、合計(概算額)は506,211,010円です(出典:株式会社アドベンチャー 2023年10月27日公表資料)

対象会社は2013年7月設立、所在地は京都府綾部市、資本金は50万円で、ランドオペレーター事業と地方創生インバウンドプロモーション事業を行っています。株式は個人1名が10株・100.00%を保有していました(出典:株式会社アドベンチャー 2023年10月27日公表資料)

対象会社の2022年8月期は売上高106百万円、純資産はマイナス138百万円、総資産202百万円です。売上高は2020年8月期が1百万円、2021年8月期が37百万円と増えている一方、純資産はマイナス98百万円、マイナス121百万円、マイナス138百万円と負の値が拡大しています(出典:株式会社アドベンチャー 2023年10月27日公表資料)

買い手は、総合旅行予約サイトを中心に事業を運営しており、対象会社がインバウンドの手配や予約、パッケージツアーの提供等を行うランドオペレーター事業に強みを持つこと、インバウンド需要の回復・拡大を見込んでホテル仕入の相互補完を図ることを記載しています。2024年6月期の連結業績への影響は精査中としています

出典: 株式会社アドベンチャー「株式会社アヤベックスの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2023年10月27日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

純資産がマイナスの会社に、四億円を超える値段が付いています。帳簿の上で資産より負債が多いことは、値段が付かない理由にはなりません。

見られていたのは、これから増える需要に対応できる体制でした。過去の数字ではなく、これから何ができるかに払っています。

売上は三年で大きく伸びていました。伸びている途中の会社では、赤字でも評価されることがあります。

資本金は五十万円、株式は十株だけです。会社の値段は、資本金や株数とは関係ありません。

売り手は一人で全株を持つ個人でした。意思決定が一人に集まっている会社は、話が早く進みます。

決議・契約・引き渡しが同じ日です。表に出る前に話が終わっていた形です。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。