ベイシスは2023年10月31日、株式会社アヴァンセ・アジルの発行済株式100%を取得することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ベイシス(4068・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社アヴァンセ・アジルの株主(インターライフホールディングス傘下) |
| 譲渡対象 | 株式会社アヴァンセ・アジル(ITインフラ関連(NTTグループ企業を主な取引先とする)) |
| 所在地 | (開示資料に所在地の記載なし) |
| 手法 | 株式譲渡(発行済株式100%を取得)。取得資金は銀行借入で調達 |
| 対価 | 315百万円 |
| 日程 | 2023年10月31日 株式譲渡契約締結/2023年11月30日(予定) 株式譲渡効力発生日 |
取得価格は315百万円で、取得資金の調達方法は銀行借入と記載されています(出典:株式会社ベイシス 2023年10月31日公表資料)
日程は、株式譲渡契約締結日が2023年10月31日、株式譲渡効力発生日が2023年11月30日(予定)です。2024年6月期第3四半期から買い手の連結業績への取り込みを予定しています。
買い手は、対象会社が自社と取引の少ないNTTグループ企業を主な取引先としており、営業網が構築されていることを記載しています。両社の資産を活用してNTTグループ・KDDIとの取引拡大およびITインフラ領域の事業拡大を見込むとしています。
出典: 株式会社ベイシス「株式会社アヴァンセ・アジルのグループ化について」(2023年10月31日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買い手が見ていたのは、自社では取引が薄かった相手との接点でした。どこと取引しているかは、それ自体が値段の根拠になります。
買収の資金は銀行からの借入でそろえています。自己資金だけで買える案件ばかりではありません。
資金の調達方法まで開示しています。買い手がどう払うかは、売り手にとっても代金が確実に入るかの手がかりになります。
契約から効力の発生まで一か月あります。引き継ぎの準備や手続きに時間を取ります。
売り手は上場会社の傘下です。親会社が事業の組み替えで子会社を手放すこともあります。
取引先との関係が価値になる事業では、譲渡後も取引が続くかが論点になります。先方への説明の順番は、早い段階で決めておきます。