マネーフォワードは2023年10月31日、連結子会社であるスマートキャンプ株式会社が株式会社ビズヒントの株式を取得することを公表しました。買い手から見れば孫会社化にあたります。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社マネーフォワード(3994・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社ビズヒントの株主 |
| 譲渡対象 | 株式会社ビズヒント(クラウド活用と生産性向上の専門サイト『BizHint』の運営) |
| 所在地 | 東京都渋谷区 |
| 手法 | 株式譲渡。買い手の連結子会社であるスマートキャンプ株式会社が議決権の100%を取得し、買い手から見れば孫会社となる |
| 対価 | 非開示(開示資料は、相手方との取り決めにより開示を控えるとしたうえで、第三者によるDCF法による評価結果等を基に精査した結果、相手先との間で合意したと記載。あわせて適時開示基準に該当しない軽微基準範囲内で、買い手の直近事業年度末連結純資産の15%未満の額としています) |
| 日程 | 2023年10月31日 契約締結/2023年12月1日(予定) 株式譲渡実行 |
取得株式数は10,000株(議決権10,000個)で、取得前の議決権所有割合は0%、取得後は100%です(出典:株式会社マネーフォワード 2023年10月31日公表資料)
対象会社は2022年8月1日設立、所在地は東京都渋谷区、資本金は10百万円で、クラウド活用と生産性向上の専門サイト『BizHint』を運営しています(出典:株式会社マネーフォワード 2023年10月31日公表資料)
取得価額は非開示です。開示資料は、相手方との取り決めにより開示を控えるとしたうえで、第三者によるDCF法による評価結果等を基に精査した結果、相手先との間で合意したと記載しています。あわせて、適時開示基準に該当しない軽微基準範囲内(買い手の直近事業年度末連結純資産の15%未満の額)としています(出典:株式会社マネーフォワード 2023年10月31日公表資料)
買い手は、対象会社が2016年8月のスタート以来、情報発信を通じて55万人以上の会員基盤をもとに成果報酬型のリード獲得・決裁者向け広告サービスを提供していること、取得する子会社が同様のプラットフォームを運営していることを記載しています
出典: 株式会社マネーフォワード「連結子会社による株式会社ビズヒントの株式の取得(孫会社化)に関するお知らせ」(2023年10月31日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買うのは親会社ではなく、その子会社です。同じ分野の事業を持つ子会社に受け止めさせる形で、買ったあとの組み合わせ方まで決まっています。
価額は伏せられていますが、DCF法で評価したことは書かれています。将来の稼ぎを見積もって現在の価値に直す方法で、中小企業の評価でも使われます。
設立から一年あまりの会社です。会社そのものの歴史は短くても、運営しているサイトには積み上げがあります。
買い手が挙げた理由は、会員の数でした。使っている人が何人いるかは、それ自体が値段の根拠になります。
買い手の純資産に対して小さい取引だと明記されています。小さい取引だと金額の開示義務が生じにくくなります。
契約から引き渡しまで一か月あります。引き継ぎの準備に時間を取っています。