阪急阪神ホールディングスは2023年12月6日、オーエス株式会社(証券コード9637)の株式に対する公開買付けを開始することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 阪急阪神ホールディングス株式会社(9042・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | オーエス株式会社の株主(公開買付けに応募した株主) |
| 譲渡対象 | オーエス株式会社(証券コード9637)(エンタメ・サービス事業、不動産事業) |
| 所在地 | 大阪市北区小松原町 |
| 手法 | 公開買付け(完全子会社とすることを含む一連の取引の一環。買付予定数の上限は設定していない) |
| 対価 | 1株につき5,000円。買付代金12,391,650,000円(開示資料は、買付予定数2,478,330株に1株当たりの公開買付価格5,000円を乗じた金額と注記) |
| 日程 | 2023年12月6日 取締役会決議日/2023年12月7日 公開買付開始公告日・公開買付届出書提出日/2023年12月7日から2024年1月24日まで(30営業日) 買付け等の期間/2024年1月31日 決済の開始日 |
公開買付価格は1株につき5,000円で、買付代金は12,391,650,000円です。開示資料は、買付代金が買付予定数2,478,330株に1株当たりの公開買付価格5,000円を乗じた金額であると注記しています(出典:阪急阪神ホールディングス株式会社 2023年12月6日公表資料)
買付予定数の下限は1,417,000株(所有割合44.50%)で、応募株券等の総数が下限に満たない場合は応募株券等の全部の買付け等を行いません。対象者株式を非公開化することを目的としているため、買付予定数の上限は設定されていません(出典:阪急阪神ホールディングス株式会社 2023年12月6日公表資料)
対象会社は1946年12月16日設立、所在地は大阪市北区小松原町、資本金は800百万円(2023年7月31日現在)で、エンタメ・サービス事業と不動産事業を行っています。大株主および持株比率は、法人1社が34.70%、別の法人が15.07%、買い手が7.09%と記載されています(出典:阪急阪神ホールディングス株式会社 2023年12月6日公表資料)
開示資料は、対象者が2023年8月16日に公開買付者から、公開買付け等を通じて完全子会社とすることを含む施策について議論したい旨の口頭提案を受領したとし、対象者がファイナンシャル・アドバイザー及び第三者算定機関として証券会社を起用したことを記載しています。
日程は、取締役会決議日が2023年12月6日、公開買付開始公告日と公開買付届出書提出日が2023年12月7日、買付け等の期間が2023年12月7日から2024年1月24日まで(30営業日)、決済の開始日が2024年1月31日です。
出典: 阪急阪神ホールディングス株式会社「オーエス株式会社株式(証券コード9637)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2023年12月06日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
応募が一定の数に届かなければ、一株も買わないと決めてあります。買い手が「ここまで集まらなければやらない」と先に示す形です。
中小企業の譲渡でも、同じ考え方の条件が契約に入ります。株主の何割から同意が取れることを前提にする、という取り決めです。
買い手はもともと対象会社の株式を一部持っており、他の大株主も法人です。株主の構成を先に調べてから提案が始まっています。
最初の提案が口頭で、その三か月以上あとに公表されています。表に出るまでに、長い準備の期間があります。
対象会社の側も、独立した助言者と評価の機関を自分で起用しています。売られる側が自分の助言者を持つという形です。
買う側が示した金額をそのまま受けるのではなく、自分の側で確かめる。中小企業の譲渡でも同じことができます。