GA technologiesは2023年12月11日、株式会社Housmartとの経営統合について公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社GA technologies(3491・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社Housmartの株主 |
| 譲渡対象 | 株式会社Housmart(不動産仲介会社向けSaaS(不動産売買仲介業務の業務効率化に特化したプロダクトの提供)) |
| 所在地 | 東京都港区新橋 |
| 手法 | 株式持分100%取得(開示資料の記載。クロージング条件の充足を前提とする) |
| 対価 | 取引価額24.96億円。買収資金の調達方法は手元現預金及び借入金を充当 |
| 日程 | 2023年12月11日 公表/2024年1月4日 買収完了予定(クロージング条件の充足を前提) |
開示資料は、経営統合の概要として、取引価額24.96億円、ストラクチャーは株式持分100%取得、買収資金の調達方法は手元現預金及び借入金を充当、クロージングはクロージング条件の充足を前提に2024年1月4日に買収完了予定と記載しています(出典:株式会社GA technologies 2023年12月11日公表資料)
対象会社は2014年10月16日設立、所在地は東京都港区新橋、資本金は976,458,382円、従業員数は正社員28名で、不動産仲介会社向けSaaSを提供しています(出典:株式会社GA technologies 2023年12月11日公表資料)
開示資料は、対象会社の強みとして、売買仲介の業務フローの効率化を実現するプロダクト、業界最大手である企業への多数の導入実績、独自のデータ生成フローの構築を挙げています。
開示資料は、買い手が賃貸仲介・賃貸管理の領域でサービスを提供しており、売買仲介・賃貸仲介・賃貸管理の領域をカバーしたSaaSプラットフォームを構築する方針であることを記載しています。
開示資料は、対象会社のプロダクトの導入店舗数を約700店舗としています
出典: 株式会社GA technologies「株式会社Housmartとの経営統合について」(2023年12月11日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買う資金を、手元の現金と借入の両方で用意すると書かれています。全額を自前で出すとは限りません。
売り主の側から見ると、買い手が借入で払う場合は、融資がつくかどうかが取引の前提になります。資金の裏付けをいつ確かめるかが論点です。
対象会社の説明に、従業員の人数が正社員二十八名と出ています。小さな組織でも、特定の業務に深く入っていれば値段が付きます。
導入している店舗の数が示されています。設備のない事業では、顧客の数が値打ちを説明する材料になります。
買い手は、隣り合う領域を一つにそろえる方針を掲げています。自社が持っていない区画を埋めるために買う形です。
引き渡しが、条件を満たすことを前提に一か月後と示されています。公表の時点で終わっているわけではありません。