メイホーホールディングスは2024年1月17日、同社の子会社である株式会社メイホーアティーボがイギアルホールディングス株式会社の株式を取得し孫会社化することを決議したと公表しました。開示資料は、メイホーアティーボが人材関連サービス事業傘下の企業を管理・指導する中間持株会社としての機能を担っていると記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社メイホーホールディングス(7369・東証グロース・名証ネクスト) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主(個人2名。持株比率77.8%・22.2%) |
| 譲渡対象 | イギアルホールディングス株式会社(子会社は株式会社レゾナゲート)(経営管理業務(子会社のレゾナゲートは人材派遣事業。本件ではレゾナゲートのIT事業は譲受対象外)) |
| 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿南 |
| 手法 | 株式譲渡(買い手の100%子会社である株式会社メイホーアティーボが議決権所有割合100%を取得し、孫会社化する) |
| 対価 | 取得価額は普通株式530,000千円、アドバイザリー費用等(概算額)32,000千円、合計(概算額)562,000千円。開示資料は、レゾナゲートのIT事業が譲受対象外であることを踏まえ、経営成績・財政状況及び外部専門家による財務・法務デューデリジェンスの結果を総合的に勘案して決定したと記載。取得に必要な資金の全額を金融機関からの借入金により調達する予定 |
| 日程 | 2024年1月17日 取締役会決議日・株式譲渡契約締結日/2024年2月1日(予定) 株式譲渡実行日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権所有割合0%)、取得株式数は10,000株(議決権の数10,000個)、異動後は10,000株(議決権所有割合100%)です。取得価額は普通株式530,000千円、アドバイザリー費用等(概算額)32,000千円、合計(概算額)562,000千円です。開示資料は、本件取得に必要となる資金の全額を金融機関からの借入金により調達する予定と記載しています(出典:株式会社メイホーホールディングス 2024年1月17日公表資料)
対象会社は、所在地が東京都渋谷区恵比寿南、事業内容が経営管理業務、資本金が8,000万円、設立年月日が2021年9月1日です。大株主及び持株比率は個人2名が77.8%・22.2%と記載されています(出典:株式会社メイホーホールディングス 2024年1月17日公表資料)
対象会社の連結純資産は2021年5月期114,579千円、2022年5月期171,348千円、2023年5月期188,112千円、連結売上高は同じ順に1,882,242千円、2,074,759千円、2,314,313千円、連結営業利益は32,604千円、15,492千円、26,681千円と記載されています(出典:株式会社メイホーホールディングス 2024年1月17日公表資料)
開示資料は、対象会社の子会社である株式会社レゾナゲートが人材派遣事業とIT事業を有しているが、本件ではIT事業は譲受対象外であると記載しています。あわせて、レゾナゲートのIT事業を除いた場合の数字も別に掲げており、連結売上高は2021年5月期1,862,388千円、2022年5月期2,048,970千円、2023年5月期2,274,734千円と記載されています(出典:株式会社メイホーホールディングス 2024年1月17日公表資料)
レゾナゲートは、所在地が東京都渋谷区恵比寿、事業内容が人材派遣事業、資本金が2,000万円、設立年月日が2010年6月11日で、大株主はイギアルホールディングス株式会社が100.0%と記載されています(出典:株式会社メイホーホールディングス 2024年1月17日公表資料)
日程は、取締役会決議日と株式譲渡契約締結日が2024年1月17日、株式譲渡実行日が2024年2月1日(予定)です。
出典: 株式会社メイホーホールディングス「当社子会社によるイギアルホールディングス株式会社の株式の取得(孫会社化)に関するお知らせ」(2024年01月17日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買う主体が親会社ではなく、その子会社です。グループのどこに付けるかを先に決めている形です。
買ったあとに誰が面倒を見るのかという話と、どこに付けるかは、そのまま重なります。
持株会社を買う形なので、その下の会社も一緒に付いてきます。買うのは一社でも、実際には二社を引き受けます。
ただし、下の会社が持つ事業のうち一つは譲受の対象外だと書かれています。会社を買いながら、中の事業を切り分ける形です。
だから開示資料は、その事業を除いた数字も別に並べています。買う範囲の数字で見ないと、値段の説明がつきません。
中小企業の譲渡でも、残す事業と渡す事業を分ける話は出ます。分けるには、会社分割や事業譲渡の段取りが要ります。
株主は二人で、八割と二割に分かれています。全部を動かすには二人の合意が揃う必要があります。
買う資金の全額を借入で調達すると書かれています。手元の現金ではなく、借りて買う形です。
決議・契約から実行まで二週間です。段取りが先に固まっていたことが、この間隔に出ています。