ファイズホールディングスは2024年2月1日、株式会社ファインドオンの株式の取得(子会社化)を公表しました。開示資料は、買い手グループがサードパーティーロジスティクスをはじめとするECソリューションを包括的に提供しており、対象会社の株式取得後は買い手グループの庫内運営業務を提供している取引先や社内グループへの派遣により経営理念の実現を図ることができると判断したと記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ファイズホールディングス株式会社(9325・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主(個人1名。持株比率100.0%) |
| 譲渡対象 | 株式会社ファインドオン(人材派遣業、コンサルティング事業等) |
| 所在地 | 東京都千代田区神田和泉町 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権所有割合100.0%を取得して子会社化) |
| 対価 | 取得価額は普通株式154百万円、アドバイザリー費用等(概算額)14百万円、合計(概算額)168百万円 |
| 日程 | 2024年2月1日 取締役会決議日・契約締結日/2024年2月28日(予定) 株式譲渡実行日 |
異動前の所有株式数は普通株式0株(議決権の数0個・議決権所有割合0%)、取得株式数は普通株式490株(議決権の数490個)、異動後は普通株式490株(議決権所有割合100.0%)です。取得価額は普通株式154百万円、アドバイザリー費用等(概算額)14百万円、合計(概算額)168百万円です(出典:ファイズホールディングス株式会社 2024年2月1日公表資料)
対象会社は、所在地が東京都千代田区神田和泉町、事業内容が人材派遣業・コンサルティング事業等、資本金が2,750万円、設立年月日が2012年8月です。大株主及び持株比率は個人1名が100.0%と記載されています(出典:ファイズホールディングス株式会社 2024年2月1日公表資料)
対象会社の純資産は2021年7月期65百万円、2022年7月期67百万円、2023年7月期45百万円、総資産は同じ順に340百万円、424百万円、374百万円、売上高は529百万円、458百万円、383百万円と記載されています(出典:ファイズホールディングス株式会社 2024年2月1日公表資料)
買い手との資本関係・人的関係・取引関係は、いずれも該当事項がないと記載されています。
日程は、取締役会決議日と契約締結日が2024年2月1日、株式譲渡実行日が2024年2月28日(予定)です。2024年3月期業績への影響は軽微の見込みと記載されています。
出典: ファイズホールディングス株式会社「株式会社ファインドオンの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年02月01日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
株主が一人だけの会社です。合意を集める相手が一人なので、手続きは最も軽い形になります。
対象会社は売上と純資産が三期で下がっています。伸びている会社だけが売れるわけではありません。
買い手は、自社グループの現場に人を送る先として買っています。買う理由が、自社の必要の側にある例です。
中小企業でも、仕入先や委託先を買って自前に取り込む形はあります。相手の利益率より、自社の工程が理由になります。
労働者派遣は許可で成り立つ事業です。株式を買う形なら許可は会社に残りますが、要件は買ったあとも満たし続けます。
許可の更新期限と、派遣元責任者の要件は先に数えておきます。切れると事業が止まります。
値段は、株の代金と専門家への費用を分けて示しています。買うのにいくらかかるのかを分けて見せる形です。
契約から実行まで一か月弱です。段取りが先に固まっていたことが、この間隔に出ています。