テリロジーホールディングスは2024年2月28日、ログイット株式会社の株式取得(子会社化)を公表しました。開示資料は、買い手グループがサイバーセキュリティ事業を中核に課題解決型の各種ICTサービス事業の提供を推進しており、対象会社が顧客体験に特化したソリューション提案・販売のほか、通話録音ソリューションのインテグレーションや受託開発、自社ブランドによる感情解析ソリューションの提供を行っていると記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社テリロジーホールディングス(5133・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | インフォコム株式会社(対象会社の株式100.0%を保有) |
| 譲渡対象 | ログイット株式会社(コンタクトセンター向けソリューションの提供) |
| 所在地 | 東京都豊島区南大塚 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権所有割合100.0%を取得して子会社化) |
| 対価 | 取得価額は普通株式570百万円、合計(概算値)570百万円 |
| 日程 | 2024年2月28日 取締役会決議・契約締結日/2024年3月8日(予定) 株式譲渡及び払込日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個・議決権所有割合0.0%)、取得株式数は2,000株(議決権の数2,000個)、異動後は2,000株(議決権所有割合100.0%)です。取得価額は普通株式570百万円、合計(概算値)570百万円です(出典:株式会社テリロジーホールディングス 2024年2月28日公表資料)
対象会社は、所在地が東京都豊島区南大塚、事業内容がコンタクトセンター向けソリューションの提供、資本金の額が100百万円(2024年2月28日現在)、設立年月日が1999年7月1日です。大株主及び持株比率はインフォコム株式会社が100.0%と記載されています(出典:株式会社テリロジーホールディングス 2024年2月28日公表資料)
対象会社の純資産は2021年3月期573百万円、2022年3月期596百万円、2023年3月期577百万円、総資産は同じ順に855百万円、846百万円、810百万円と記載されています(出典:株式会社テリロジーホールディングス 2024年2月28日公表資料)
買い手との資本関係・人的関係・取引関係、関連当事者への該当状況は、いずれも該当事項がないと記載されています。
日程は、取締役会決議と契約締結日が2024年2月28日、株式譲渡及び払込日が2024年3月8日(予定)です。本件による2024年3月期の連結業績に与える影響は軽微と見込むと記載されています。
出典: 株式会社テリロジーホールディングス「ログイット株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年02月28日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
売り手は上場会社で、子会社を手放す形です。グループの中で置き場所が変わる話です。
値段が、対象会社の純資産とほぼ同じ水準です。将来の稼ぎを大きく上乗せしていない形です。
対象会社は純資産がほぼ横ばいで、総資産は減っています。大きく伸びてはいない会社です。
それでも買われるのは、買い手の品揃えに足りないものがあるからです。買う理由が、自社の必要の側にあります。
中小企業でも同じです。利益率より、買い手の事業に合うかどうかで値段は動きます。
コンタクトセンター向けの仕組みは、顧客の運用に深く入ります。買う側が見るのは、その契約が続くかどうかです。
契約から実行まで十日ほどです。段取りが先に固まっていたことが、この間隔に出ています。
設立から二十五年の会社です。長く続いた会社ほど、取引先との関係が資産になります。