信和は2024年3月14日、株式会社CTR(旧 株式会社如月)の株式を取得して子会社化すると公表しました。取得するのは1,540株で、取得後の議決権所有割合は100.0%となります。取得に伴い、対象会社の完全子会社である株式会社ヤグミと株式会社池田工務店が買い手の孫会社となり、対象会社の孫会社である有限会社板橋組と有限会社イタバシトランスポートが買い手の曾孫会社となる予定と記載されています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社信和(3447・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | CTRの株主(相手先の希望により非開示) |
| 譲渡対象 | 株式会社CTR(旧 株式会社如月)(事業再生及び企業経営に関するコンサルティング等) |
| 所在地 | 愛知県一宮市 |
| 手法 | 株式譲渡(1,540株・議決権所有割合100.0%を取得して子会社化)。取得に伴い、対象会社の完全子会社である株式会社ヤグミと株式会社池田工務店が買い手の孫会社となり、対象会社の孫会社である有限会社板橋組と有限会社イタバシトランスポートが買い手の曾孫会社となる予定 |
| 対価 | 株式会社CTRの普通株式 3,000百万円、アドバイザリー費用等(概算額)77百万円、合計(概算額)3,077百万円 |
| 日程 | 2024年3月14日 取締役会決議・契約締結/2024年4月1日 株式譲渡実行(予定) |
対象会社は、所在地が愛知県一宮市木曽川町外割田字北乙五郎62番地1、事業内容が事業再生及び企業経営に関するコンサルティング等、資本金が7,700万円、設立年月日が平成5年4月9日です。大株主及び持株比率は相手先の希望により非開示とされています。買い手との取引関係について、買い手の製品の購入先であると記載されています(出典:株式会社信和 2024年3月14日公表資料)
対象会社の連結経営成績は、2023年11月期が売上高333百万円・営業利益79百万円です。参考として記載された連結の数値は、2023年11期が連結売上高3,766百万円・連結営業利益249百万円、連結純資産946百万円、連結総資産2,955百万円です(出典:株式会社信和 2024年3月14日公表資料)
孫会社となる株式会社ヤグミは、所在地が愛知県一宮市木曽川町外割田字天王西68番地1、事業内容がとび工事業の請負、仲介等、資本金が3,000万円、設立年月日が平成12年7月25日で、対象会社が48株(100.0%)を保有しています。経営成績は2023年6月期が売上高2,886百万円・営業利益162百万円、純資産514百万円です(出典:株式会社信和 2024年3月14日公表資料)
開示資料は、このヤグミが買い手の株式を137,900株保有していると記載しています。買い手との取引関係については、買い手の製品の購入先であるとされています(出典:株式会社信和 2024年3月14日公表資料)
開示資料は取得の理由について、買い手が2021年12月14日に公表した中期経営計画の取り組みを進めており、既存事業とのシナジー発揮が期待できる分野へのM&Aを実施して新たな事業の柱として成長させることを目標にしていることを挙げています。対象会社はヤグミを中核的な子会社とするグループで、東海地方で最大規模、全国でも有数の仮設施工企業であると記載されています。
日程は、2024年3月14日が取締役会決議日と契約締結日、2024年4月1日が株式譲渡実行日(予定)です。2024年3月期の連結業績に与える影響は軽微と見込まれています。
出典: 株式会社信和「株式会社CTRの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年03月14日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買うのは一社ですが、その下に四社がぶら下がっています。合わせて五社が同時に動きます。
いちばん上の会社はコンサルティング業で、売上は三億円ほどです。事業の中心は下の会社です。
下のとび工事の会社だけで売上が二十八億円あります。上の会社の数字だけ見ると見誤ります。
中小企業でも同じことがあります。持ち株会社の決算は小さく、事業は子会社にあります。
だから、どの会社の数字を見ているかを先に確かめます。単体か連結かで桁が変わります。
もう一つ、この取引では子会社が買い手の株を十三万株以上持っていました。持ち合いです。
買ったあと、自分の株を自分のグループが持つ形になります。整理するかどうかを決めます。
株を持ち合っている相手と話すときは、その株の扱いも譲渡の条件に入れておきます。