デンキョーグループホールディングスは2024年7月19日、株式会社シー・シー・ピーの株式取得(子会社化)に向けて、株式会社バンダイとの間で基本合意書を締結したと公表しました。開示資料は、株式譲渡契約の締結を2024年9月、株式譲渡の実行を2024年10月に予定していると記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | デンキョーグループホールディングス株式会社(8144・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社バンダイ(対象会社の株式を100%保有。株式会社バンダイナムコホールディングスの100%子会社) |
| 譲渡対象 | 株式会社シー・シー・ピー(家電製品の企画、開発、製造、国内販売) |
| 所在地 | 東京都台東区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化)に向けた基本合意書の締結。株式譲渡契約の締結は2024年9月を予定しており、決定ではなく、協議の開始です |
| 対価 | 取得価額は現在協議中であり、決定次第お知らせするとされている |
| 日程 | 2024年7月19日 取締役会決議日/2024年7月19日 基本合意書締結日/2024年9月(予定) 株式譲渡契約締結日/2024年10月(予定) 株式譲渡実行日 |
取得株式数は6,000株です。取得前の議決権所有割合は0%、取得後は100%となります。取得価額は現在協議中であり、決定次第お知らせするとされています(出典:デンキョーグループホールディングス株式会社 2024年7月19日公表資料)
対象会社は所在地が東京都台東区寿3-14-11 蔵前チヨダビル3F、事業内容が家電製品の企画、開発、製造、国内販売、資本金が10,000千円、設立が1997年3月25日で、株主は株式会社バンダイが100%です。経営成績は、売上高が2,568百万円、1,975百万円、1,777百万円、営業利益が163百万円、△176百万円、△62百万円、純資産が△476百万円、△652百万円、△679百万円と3期分が記載されています(出典:デンキョーグループホールディングス株式会社 2024年7月19日公表資料)
譲渡元の株式会社バンダイは所在地が東京都台東区駒形1-4-8、事業内容が玩具、カプセルトイ、カード、食玩・菓子・食品、アパレル、生活用品などで、資本金が10,000百万円、設立が1950年7月5日、株主は株式会社バンダイナムコホールディングスが100%です(出典:デンキョーグループホールディングス株式会社 2024年7月19日公表資料)
開示資料は目的について、買い手グループが中期経営計画で2030年度の売上高1,000億円企業の実現を掲げ、成長事業戦略のなかでメーカー機能の強化を目指して自社オリジナル製品の企画製造・販売の拡大に取り組んでいることを記載しています。対象会社は家電・雑貨製品の企画・開発・製造・販売事業を行っています(出典:デンキョーグループホールディングス株式会社 2024年7月19日公表資料)
出典: デンキョーグループホールディングス株式会社「株式会社シー・シー・ピーの株式取得(子会社化)に向けた基本合意書締結に関するお知らせ」(2024年07月19日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
基本合意の段階です。譲渡契約はこの二か月後に予定されています。
この時点で決まっているのは「進める」ことで、値段は協議中と書かれています。
中小企業の譲渡でも、同じ順番で進みます。まず合意、次に契約です。
対象会社は直近三期の営業損益が二期赤字で、純資産もマイナスです。
数字が苦しい会社でも、買い手が付くことはあります。
買い手が挙げているのは、自社で作る力を強めたいという理由です。
つまり買っているのは利益ではなく、企画と製造の機能です。
赤字だから売れない、純資産がマイナスだから値段が付かない、とは限りません。
何を欲しがる相手なのかで、同じ会社の見え方は変わります。