WOLVES HANDは2024年8月8日、株式会社そよかぜの株式を取得し子会社化すると公表しました。取締役会決議日、契約締結日、実行日はいずれも2024年8月8日です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社WOLVES HAND(194A・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の個人株主(持株比率100%) |
| 譲渡対象 | 株式会社そよかぜ(動物病院運営) |
| 所在地 | 埼玉県さいたま市中央区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化) |
| 対価 | 取得価額については相手方からの要請により開示を差し控えるとされている。開示資料は、買い手内で株式価値評価(DCF法)を行ったと記載している |
| 日程 | 2024年8月8日 取締役会決議日/2024年8月8日 契約締結日/2024年8月8日 実行日 |
取得株式数は10株で、取得前の議決権所有割合は0.0%、取得後は100.0%となります。取得価額については相手方からの要請により開示を差し控えるとされており、開示資料は買い手内で株式価値評価(DCF法)を行ったと記載しています(出典:株式会社WOLVES HAND 2024年8月8日公表資料)
対象会社は所在地が埼玉県さいたま市中央区鈴谷二丁目634番地、事業内容が動物病院運営、資本金が10万円、設立が2011年12月2日で、株主は個人が100%です。経営成績は、売上高が278百万円、291百万円、290百万円、営業利益が18百万円、18百万円、29百万円、純資産が62百万円、77百万円、99百万円と3期分が記載されています(出典:株式会社WOLVES HAND 2024年8月8日公表資料)
開示資料は対象会社について、埼玉県さいたま市与野エリアで「そよかぜ動物病院」のブランドで3病院(与野駅前院、南与野院、北与野院)を運営していること、各獣医師が得意分野を有し幅広い診療と専門的で高度な診療が可能な体制を構築していること、年間700件を超える手術件数の実績を有することを記載しています。
開示資料は目的について、買い手が関西・関東・九州・沖縄エリアにて動物病院を運営しており、埼玉県に強い基盤を有する対象会社がグループに参入することで北関東エリアへの出店拡大や関東エリアの病院との連携が見込めると判断したことを記載しています。
出典: 株式会社WOLVES HAND「株式会社そよかぜの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年08月08日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
決議、契約、実行がすべて同じ日です。
小規模な取引では、この形がよくあります。
手続の間に状況が変わる余地が無く、売り手にとっては確実です。
値段は非開示ですが、DCF法で評価したと書かれています。
将来の現金の見込みを割り引いて、いまの価値を出す方法です。
資本金十万円の会社が、この方法で評価されています。
資本金の大きさと会社の値段は、関係がありません。
見られているのは、三院で稼いでいる利益と、その続きやすさです。
一つの地域に集めて出すやり方そのものが、評価の理由に挙げられています。