イクヨは2024年9月25日、Kunshan Veritas Automotive Systems Co., Ltd. の株式取得について公表しました。最初に51%を取得して連結子会社とし、その後に残りの49%分の株式を取得するものです。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社イクヨ(7273・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | Veritas AG またはそのグループ会社 |
| 譲渡対象 | Kunshan Veritas Automotive Systems Co., Ltd.(自動車部品の製造販売) |
| 所在地 | 中華人民共和国江蘇省昆山市 |
| 手法 | 株式取得(子会社化)。最初に51%を取得して連結子会社としつつ、Veritas AG またはその他グループ会社との株式の共同保有を通じて運営を共同し、その後に残りの49%分の株式を取得する。当該株式を保有する特別目的会社等を介して間接的に取得する場合を含む |
| 対価 | 取得価額については、公平性・妥当性を確保するため第三者算定機関による株式価値の算定結果を勘案し、当事者間で交渉中のため決定次第開示するとされている |
| 日程 | 2024年9月25日 取締役会決議日/2024年9月25日 株式譲渡契約締結日/2025年3月31日(予定) 株式譲渡実行日(51%分)/2030年3月31日(予定) 株式譲渡実行日(49%分) |
取得株式数は51%分が5,100株(議決権の数:5,100個)、49%分が4,900株(議決権の数:4,900個)です。取得前の議決権所有割合は0.0%で、51%分の実行後が51.0%、49%分の実行後が100.0%となります(出典:株式会社イクヨ 2024年9月25日公表資料)
取得価額については、公平性・妥当性を確保するため第三者算定機関による株式価値の算定結果を勘案し、当事者間で交渉中のため決定次第開示するとされています。
日程は、取締役会決議日および株式譲渡契約締結日が2024年9月25日、株式譲渡実行日(51%分)が2025年3月31日(予定)、株式譲渡実行日(49%分)が2030年3月31日(予定)です(出典:株式会社イクヨ 2024年9月25日公表資料)
対象会社は所在地が No.36, Chenjiabang Road, Penglang Town(中国江蘇省昆山市)、資本金が1,158百万円、設立が2011年6月16日です。経営成績は、売上高が10,471百万円、10,492百万円、13,701百万円、営業利益が1,752百万円、1,485百万円、1,820百万円、純資産が5,098百万円、4,471百万円、5,640百万円と3期分が記載されています(出典:株式会社イクヨ 2024年9月25日公表資料)
開示資料は目的について、買い手グループの主力製品である自動車用樹脂成形品が市場熟成分野であり需要の伸びが期待できず厳しい業界内競争が続いていること、ドイツに本社を有し自動車部品の製造販売を行う Veritas AG の中国子会社を取得することを記載しています。
出典: 株式会社イクヨ「Kunshan Veritas Automotive Systems Co., Ltd.株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年09月25日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
五十一パーセントを来年、残り四十九パーセントを五年後に取ります。
二段階の間が、五年も空いている取引です。
その間、売り手側も株主として残り、一緒に運営します。
中小企業の譲渡でも、二段階にする形はあります。
オーナーが数年残り、引き継ぎを終えてから全部渡す形です。
ただし残した持分の値段を、いつどう決めるかが論点になります。
五年後の業績で決めるのか、いま決めておくのかで大きく違います。
決めておかないと、後で話がまとまらなくなります。
残す期間が長いほど、先に条件を詰めておく必要があります。