すかいらーくホールディングスは2024年12月12日、マレーシアのCreateries Consultancy Sdn. Bhd.ほか関連会社の全株式を取得し子会社化することを決議したと公表しました。開示資料は英文で公表されています。取得対象は3社それぞれ100株(議決権100個)と記載されています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社すかいらーくホールディングス(3197・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | Createries Consultancy Sdn. Bhd. ほか関連会社(CCグループ計6社)(外食) |
| 所在地 | マレーシア |
| 手法 | 株式取得。対象グループの全株式を取得して子会社化 |
| 対価 | 非開示(Undisclosed。法務・財務のデューデリジェンスの結果を踏まえた合理的な評価に基づき当事者間で決定と記載) |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2024年12月12日/株式譲渡の開始 2025年1月(予定) |
取得価額は非開示とされています。開示資料は、法務および財務のデューデリジェンスの結果についての合理的な評価に基づいて当事者間で決定したと記載しています(出典:すかいらーくホールディングス 2024年12月12日公表資料)。
対象グループ(上記3社と他の関連3社)の売上は53百万マレーシアリンギット(1,786百万円)、81百万リンギット(2,718百万円)と推移し、2024年12月期は103百万リンギット(3,466百万円)の予測が記載されています(出典:すかいらーくホールディングス 2024年12月12日公表資料)。純資産は10百万リンギット(342百万円)、13百万リンギット(445百万円)です。
税引前利益は14百万リンギット(464百万円)、23百万リンギット(768百万円)、2024年12月期の予測は32百万リンギット(1,084百万円)と記載されています(出典:すかいらーくホールディングス 2024年12月12日公表資料)。
株式譲渡の開始は2025年1月を予定しています。開示資料は、本件が業績に与える影響は限定的であるとしています。
中小企業の経営者は、どう読むか
この開示は、過ぎた期の実績だけでなく、いまの期の予測まで載せています。会社の値段は過ぎた決算だけで決まるわけではなく、この先どうなるかの見込みも見られているということです。自社の今期の着地見込みを説明できるかどうかは、そのまま評価に効いてきます。
対象は会社一社ではなく、六社のグループです。関連する会社を複数持っているオーナーは珍しくありません。全部まとめて渡すのか、一部だけ渡すのかを決めるところから話が始まります。
取得価額は「非開示」と一語で書かれ、そのうえで法務と財務の調査の結果に基づいて決めたと説明されています。金額を出さないことと、根拠を持たないことは別です。
売上は三期で倍近くに伸びています。伸びている途中の会社が、その伸びを支えられる相手を選んだ形です。伸びているときに動くという選択もあります。
買い手は日本の外食企業で、相手は海外の外食グループです。国内の市場が縮む業種では、買い手が海外に出ていきます。自社の業種で買い手がどこを見ているかは、相談の前に知っておく価値があります。