GENDAは2024年12月24日、阪和興業株式会社から株式会社ハローズの株式4,000株を取得し、所有割合100%とすることを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社GENDA(9166・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社ハローズ(小売) |
| 所在地 | 東京都中央区 |
| 手法 | 株式取得。阪和興業株式会社から4,000株(所有割合100%)を取得 |
| 対価 | 非開示(買い手の直前事業年度の末日における連結純資産額の15%を上回る金額であるが、当事者間の守秘義務契約に基づき非開示。外部の専門家による株式価値評価及び法務・財務に関する調査の結果等を合理的に勘案のうえ当事者間の協議を経て決定と記載) |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2024年12月24日/取引実行 2025年3月1日(予定) |
対象会社は1996年2月8日設立、資本金100百万円です(出典:株式会社GENDA 2024年12月24日公表資料)。
取得価額は当事者間の守秘義務契約に基づき非開示とされています。ただし開示資料は、取得価額が買い手の直前事業年度の末日における連結純資産額の15%を上回る金額であると記載しています(出典:株式会社GENDA 2024年12月24日公表資料)。
取得価額については、外部の専門家による株式価値評価及び法務・財務に関する調査の結果等を合理的に勘案のうえ、当事者間の協議を経て決定したとしています。
取引実行日は2025年3月1日を予定しています。開示資料は、本件に伴う2025年1月期の連結業績及び財務状況に与える影響は軽微としています(出典:株式会社GENDA 2024年12月24日公表資料)。
中小企業の経営者は、どう読むか
取得価額は非開示ですが、「自社の連結純資産の十五パーセントを上回る金額」と書かれています。金額を出さずに、規模だけを伝える書き方です。しかも今回は「上回る」という方向で書かれています。開示の基準に照らして重要な取引だと示しつつ、金額は出さないという整理です。
売り手は上場企業です。グループの中で位置づけが変わった会社が、その分野を伸ばしたい相手へ移る形です。会社を手放す理由は、後継者の不在だけではありません。
価額の決め方として、株式価値の評価と、法務・財務の調査の両方が挙げられています。調べたうえで金額が決まるという順番です。調べられる前提で資料を整えておくことが、そのまま金額に効いてきます。
契約から実行まで二か月以上が置かれています。契約を交わした日に代金が動くわけではありません。その間に何をしてよくて何をしてはいけないかも、契約で決まります。
買い手は同じ日に別の会社の取得も公表しています。同じ業界や周辺で買い集めている買い手がいるということです。自分の業界にそういう相手がいるかどうかは、相談の前に知っておく価値があります。