Hmcommは2025年2月28日開催の取締役会で、株式会社IPパートナーズから一部事業を譲り受けることを決議したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | Hmcomm株式会社(265A・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社IPパートナーズ(東京都港区。株式会社Joblabが100%保有) |
| 譲渡対象 | 株式会社IPパートナーズの一部事業(IT人材紹介業、ITコンサルティング、BPO事業) |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 手法 | 事業譲受(一部事業) |
| 対価 | 175百万円および条件付取得対価(取引実行後の利益水準に応じて追加対価が発生する場合があると記載)。現金決済 |
| 日程 | 取締役会決議日 2025年2月28日/契約締結日 2025年2月28日/事業譲渡期日 2025年2月28日(予定) |
譲受価額は175百万円および条件付取得対価です。開示資料には、取引実行後の利益水準に応じて追加対価が発生する場合があると記載されています。決済方法は現金決済です(出典:Hmcomm株式会社 2025年2月28日公表資料)
売り手のIPパートナーズは2008年11月の設立で、資本金は40百万円、所在地は東京都港区です。事業はIT人材紹介業、ITコンサルティング、BPO事業です(出典:Hmcomm株式会社 2025年2月28日公表資料)
売り手の純資産はマイナス126百万円、総資産は403百万円です。株式会社Joblabが発行済株式の100%を保有しています(出典:Hmcomm株式会社 2025年2月28日公表資料)
日程は、取締役会決議日・契約締結日・事業譲渡期日がいずれも2025年2月28日です。会計処理は企業結合会計基準の「取得」に該当する見込みで、のれんの金額は精査中とされています。
中小企業の経営者は、どう読むか
値段が二段構えになっています。先に決まった額と、あとの利益に応じて増える額です。
この形は、買い手が将来を見きれないときに使われます。見込みどおりなら売り手が受け取り、届かなければ受け取らない。
中小企業の譲渡でも出てきます。売り手にとっては受け取る額が確定しないので、計算の仕方と期間を契約で詰めます。
何をもって利益とするかで、受け取れる額が変わります。会計の方針を買い手が決められる形になっていないかを見ます。
売り手の純資産はマイナスです。それでも、事業の一部には値段が付きます。