アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは2025年3月17日、不動産業を営む株式会社トルネードジャパンの株式を取得し、連結子会社とすることを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社(6085・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社トルネードジャパンの株主(個人1名・持株比率100%) |
| 譲渡対象 | 株式会社トルネードジャパン(不動産業) |
| 所在地 | 大阪市西区 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権の51%を取得・連結子会社化) |
| 対価 | 普通株式 5,500万円(助言費用等は―円)。開示資料には、対象会社の2025年2月末時点の簿価純資産88,804,608円の51%にあたる45,290,350円を基礎とした旨の注記がある |
| 日程 | 取締役会決議日 2025年3月17日/契約締結日 2025年3月17日/株式譲渡実行日 2025年3月17日 |
取得株式数は102株で、取得後の議決権所有割合は51%になります。取得価額は普通株式5,500万円で、助言費用等は―円と記載されています(出典:アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社 2025年3月17日公表資料)
開示資料の注記には、取得価額について、対象会社の2025年2月末時点の簿価純資産88,804,608円の51%にあたる45,290,350円を基礎とする旨が記載されています(出典:アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社 2025年3月17日公表資料)
対象会社は2008年9月22日の設立で、資本金は1,000万円、所在地は大阪市西区です。売り手は株式を全部保有する個人1名です(出典:アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社 2025年3月17日公表資料)
開示資料には、今回の株式取得に際して対象会社が保有する不動産が負ののれんとして計上される可能性があると記載されています。なお原本の日付欄は「2024年3月17日」と印字されていますが、本文の日程と公表日はいずれも2025年です。
中小企業の経営者は、どう読むか
全部ではなく、過半の取得です。売り手に残りが残り、経営に関わり続ける形になります。
価格の基礎として、帳簿上の純資産が使われています。資産が中心の会社では、この考え方が出てきます。
負ののれんが出る可能性が書かれています。買った値段が、引き継ぐ資産の評価を下回ったという意味です。
不動産を持つ会社では、帳簿の金額と実際の値段が離れていることがあります。どちらで見るかで価格が変わります。
中小企業の譲渡でも、簿価と時価のどちらを基礎にするかは最初に決める論点です。