警備業の共栄セキュリティーサービスは2025年8月1日、埼玉県入間市で警備業を営む株式会社デンツートラフィックの全株式を個人株主から取得し、子会社化したことを公表しました。契約締結と実行は同日です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 共栄セキュリティーサービス株式会社(7058・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社デンツートラフィック(警備業) |
| 所在地 | 埼玉県入間市 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主から全株式200株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 普通株式 987百万円、アドバイザリー費用等(概算)15百万円、合計(概算)1,002百万円 |
| 日程 | 契約締結・実行 2025年8月1日 |
開示資料によれば、デンツートラフィックは1991年2月設立、資本金10百万円で、直近3期の売上高は733百万円、770百万円、788百万円、営業利益は72百万円、82百万円、86百万円です。取得株式数は200株で、取得価額は普通株式987百万円とアドバイザリー費用等の概算15百万円です(出典:共栄セキュリティーサービス株式会社 2025年8月1日公表資料)。
共栄セキュリティーサービスは、地域密着の対応力と広域の動員力を両立するグループ経営を進めており、人材確保と業務品質の安定に向けたグループ会社の拡充としてM&Aを進めていると説明し、対象会社が約220名の警備員を擁し30年以上地域に根差してきたことを挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
創業者が全株式を持つ地域の警備会社が、同業の上場企業に迎え入れられた例です。警備業の価値は警備員の体制と地域の契約にあり、買い手はその両方を評価しています。
安定した利益を続けている会社で、取得価額が開示されています。人手の確保が課題の業種では、人員をまとめて引き継げること自体が高く評価されることを示しています。