中国四国エリアを中心に広告事業を展開するセーラー広告は2025年8月27日、高松市で電話自動応答システムなど自治体向けの自動連絡システムを開発する株式会社フェローの全株式を取得し、子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | セーラー広告株式会社(2156・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社フェロー(電話自動応答システムなど自治体向け自動連絡システムの開発) |
| 所在地 | 香川県高松市 |
| 手法 | 株式譲渡(全株式1,000株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 非開示(開示資料に「第三者による評価に基づき算定した価格で取得する予定。売主個人の所得に関する情報となるため、売主の意向により非開示」と記載) |
| 日程 | 取締役会決議日 2025年8月27日/基本合意書締結日 2025年8月27日/株式譲渡契約締結日 2025年9月17日(予定)/株式譲渡実行日 2025年10月1日(予定) |
開示資料によれば、フェローは1993年9月設立、資本金3,000万円で、直近3期の売上高は174,409千円、169,701千円、153,573千円、営業利益は7,241千円、3,959千円、3,966千円です。取得株式数は1,000株で、取得価額は第三者の評価に基づいて算定した価格とされ、実行は2025年10月1日の予定です(出典:セーラー広告株式会社 2025年8月27日公表資料)。
セーラー広告は、企業や自治体のコミュニケーションにデータとテクノロジーを使う発想が不可欠になっているとし、地域密着の提案活動に対象会社の技術を組み合わせる位置づけで本件を説明しています。
中小企業の経営者は、どう読むか
地方の広告会社が、同じ地域のシステム開発会社を迎え入れる例です。自治体という共通の顧客を持つ会社どうしの組み合わせで、地域の中で承継が完結しています。
売上が緩やかに減っている小規模な技術会社でも、独自のシステムと顧客基盤で承継が成り立っています。価額の根拠に第三者の評価を置くことは、こうした案件で一般的です。