宝飾品の製造販売を主とするナガホリは2025年9月2日、札幌市で宝石・貴金属の卸売を営む株式会社翔の全株式を個人株主から取得し、完全子会社化する契約を締結したと公表しました。取締役会決議は8月25日です。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社ナガホリ(8139・東証スタンダード)
譲渡対象株式会社翔(宝石・貴金属の卸売)
所在地北海道札幌市
手法株式譲渡(個人株主から全株式を取得し、完全子会社化)
対価非開示(開示資料に「相手方の希望により非公表とさせて頂きます」と記載)
日程取締役会決議 2025年8月25日/契約締結 2025年9月2日

開示資料によれば、翔は1998年5月設立、資本金10,000千円で、直近3期の売上高は393百万円、474百万円、500百万円、営業利益は17百万円、23百万円、21百万円です(出典:株式会社ナガホリ 2025年9月2日公表資料)。

ナガホリは、素材の買付・製造からリテールサポートまで一貫して担う体制のもと、中期経営計画で販売チャネルの再構築を営業戦略に掲げており、その一環として本件を位置づけています。

出典: 株式会社ナガホリ(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「株式会社翔の全株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ」(2025年09月02日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

創業者が全株式を持つ地方の卸売会社が、同じ商材のメーカーに迎え入れられた例です。メーカーにとって地域の販売網を持つ卸は、販売チャネルを補う承継先になります。

売上が伸びている小規模な卸売業の承継です。宝飾品のように仕入先と得意先の関係が価値となる業種では、その関係が承継後も続くかが交渉の中心になります。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。