音響・映像事業を展開するヒビノは2026年2月25日、業務用の音響・映像・照明機器の販売とシステム設計・施工・保守を営む株式会社アセントの株式を個人株主から取得し、連結子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ヒビノ株式会社(2469・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社アセント(業務用音響・映像・照明機器の販売、システム設計・施工、保守) |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主から株式960株を取得し、連結子会社化) |
| 対価 | 普通株式 500百万円、アドバイザリー費用等(概算)40百万円 |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2026年2月25日/実行 2026年4月1日(予定) |
開示資料によれば、アセントは1988年8月設立、資本金5,000万円で、直近3期の売上高は1,570百万円、1,784百万円、2,363百万円、営業利益は22百万円、37百万円、119百万円です。取得株式数は960株で、取得価額は普通株式500百万円とアドバイザリー費用等の概算40百万円、実行は2026年4月1日の予定です(出典:ヒビノ株式会社 2026年2月25日公表資料)。
ヒビノは、販売施工事業で照明や制御、ネットワークを含む領域へ範囲を広げ、設計・施工から運用支援・保守までを一貫して担う体制に注力しており、都市再開発やスタジアム・アリーナの整備を背景に引き合いが増えていることを取得の背景に挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
創業者が全株式を持つ販売施工会社が、同じ領域の上場企業に迎え入れられた例です。同業への承継は、取引先や仕入先との関係がそのまま活きるため、事業の続き方が想像しやすい形です。
売上と利益が伸びている局面で承継が決まっています。業績が上向いているときの承継は、買い手が将来を含めて評価しやすく、条件の交渉も進めやすい傾向があります。