介護施設などを運営するシダーは2026年3月5日、名古屋市内で介護付き有料老人ホーム2施設と訪問看護事業所を運営する株式会社ダブルエイチオーの全株式を個人株主から取得し、子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社シダー(2435・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社ダブルエイチオー(介護付き有料老人ホーム・訪問看護事業所の運営) |
| 所在地 | 愛知県名古屋市 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主から全株式720株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 株式取得価額 918百万円、アドバイザリー費用等 77百万円、合計 995百万円 |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2026年3月5日/株式取得日 2026年4月1日(予定) |
開示資料によれば、ダブルエイチオーは2002年4月設立、資本金47百万円で、直近3期の売上高は460百万円、452百万円、464百万円、営業損益は△158百万円、△80百万円、△74百万円です。取得株式数は720株で、取得価額は株式取得価額918百万円とアドバイザリー費用等77百万円の合計995百万円、株式取得日は2026年4月1日の予定です(出典:株式会社シダー 2026年3月5日公表資料)。
シダーは、自社の運営ノウハウと経営資源を活用して対象会社の収益力と事業の質を高められると判断し、東海エリアの事業基盤を強化することを取得の理由に挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
営業損失が続く介護施設の運営会社でも、施設と入居者、有資格者の体制を評価して同業が迎え入れる例です。介護事業の承継では、単年の損益より施設の稼働と人員の確保が重視されます。
取得価額が第三者の税理士の評価に基づいて決められたと開示されています。赤字の会社の価額は算定の根拠を示しにくいため、外部の評価を挟むことが一般的です。