発電所向けバルブなどを手がける岡野バルブ製造は2026年3月18日、福岡市でクラウドを活用したシステムの企画・開発・運営を営む株式会社オルターブースの株式を取得し、子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 岡野バルブ製造株式会社(6492・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社オルターブース(クラウドコンピューティングを活用したシステム企画・開発・運営、SaaS) |
| 所在地 | 福岡県福岡市 |
| 手法 | 株式譲渡(株式1,325株(所有割合92.72%)を取得し、子会社化) |
| 対価 | 取得価額 999,658,175円 |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2026年3月18日 |
開示資料によれば、オルターブースは2015年3月設立、資本金104,725千円で、直近3期の売上高は348,346千円、344,073千円、498,649千円、営業損益は25,545千円、△10,380千円、64,676千円です。取得株式数は1,325株(所有割合92.72%)で、取得価額は999,658,175円です(出典:岡野バルブ製造株式会社 2026年3月18日公表資料)。
岡野バルブ製造は、製造業を中心とする顧客基盤を持ち、DX関連の製品開発と導入支援を進めるなかで、これまで協業関係にあった対象会社のソフトウェア開発力と自社のハードウェアの強みを組み合わせることを取得の理由に挙げています。
出典: 岡野バルブ製造株式会社(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2026年03月18日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
製造業の会社が、共同で製品を作ってきたソフトウェア会社を迎え入れる例です。すでに協業している相手への承継は、互いの仕事の進め方を知っているため、統合の負担が小さくなります。
全株式ではなく九割余りの取得です。一部の株主が残る形は、経営者や役員が引き続き関与する設計としてよく見られます。