音響・映像事業を展開するヒビノは2026年4月28日、無響室や防音室などの音響実験設備・防音設備の設計・施工と音響製品の開発・製造を手がけるソノーラテクノロジー株式会社の株式を、投資事業有限責任組合から取得し、連結子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ヒビノ株式会社(2469・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | ソノーラテクノロジー株式会社(音響実験設備・防音設備の設計・施工、音響製品の開発・製造・販売) |
| 所在地 | 東京都世田谷区 |
| 手法 | 株式譲渡(投資事業有限責任組合から株式を取得し、連結子会社化) |
| 対価 | 普通株式 722百万円、アドバイザリー費用等(概算)35百万円 |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2026年4月28日/実行 2026年5月29日(予定) |
開示資料によれば、ソノーラテクノロジーは2003年8月設立、資本金4,480万円で、直近3期の売上高は538百万円、769百万円、746百万円、営業利益は69百万円、96百万円、118百万円です。取得株式数は1,273,600株で、取得価額は普通株式722百万円とアドバイザリー費用等の概算35百万円です(出典:ヒビノ株式会社 2026年4月28日公表資料)。
ヒビノは取得の理由として、建築音響施工事業で高い音響性能や遮音・防振性能が求められる空間の設計・施工を行っており、対象会社の技術と製品が事業の幅を広げることを挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
投資ファンドが一時的に保有していた会社が、同じ分野の事業会社へ譲渡される例です。ファンドから事業会社への譲渡は、承継の二段階目としてよく見られます。
専門性の高い施工と製品の両方を持つ会社は、同じ領域で事業を営む会社にとって技術の補完になります。取得価額と助言の費用が分けて開示されている点も参考になります。