クリエイターやITなどのプロフェッショナル・エージェンシーを展開するクリーク・アンド・リバー社は2026年7月30日、システム受託開発とSES事業を手がける株式会社リンクテックの全株式を取得し、子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社クリーク・アンド・リバー社(4763・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社リンクテック(情報システムの企画・設計・開発、SES) |
| 所在地 | 東京都台東区 |
| 手法 | 株式譲渡(IT企業グループの持株会社などから全株式を取得し、子会社化) |
| 対価 | 非開示(開示資料に「相手方との秘密保持契約に基づき非開示」「第三者による株式価値の算定結果を踏まえて決定」と記載) |
| 日程 | 取締役会決議 2026年7月30日/契約締結 2026年7月30日(予定)/株式譲受実行 2026年8月3日(予定) |
開示資料によれば、リンクテックは2017年3月設立、資本金15百万円で、直近3期の売上高は859百万円、791百万円、676百万円、営業利益は66百万円、41百万円、8百万円です。株式はIT企業グループの持株会社などが保有しており、取得価額は秘密保持契約に基づき非開示です(出典:株式会社クリーク・アンド・リバー社 2026年7月30日公表資料)。
クリーク・アンド・リバー社は取得の理由として、リンクテックがシステム開発の全工程にAIを組み込む開発手法を実践していること、レガシーシステムからクラウド開発まで幅広い実績を持つエンジニアを擁することを挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
IT企業グループの一社が、別のグループへ譲渡される例です。売り手が事業グループの場合、譲渡は事業の再編の一環として行われ、対象会社の技術と人材が引き継がれます。
売上高が減少している期が続いていても、開発手法とエンジニアの体制に価値を見る買い手がいます。受託開発の会社では、業績の推移だけでなく、技術の独自性と人材の層が評価の中心になることが読み取れます。
決議から実行までが数日と短い日程です。売り手が法人で、株式の整理や条件の調整が済んでいると、手続きは速く進みます。